1994年から30年にわたり開催中
日産「パルサー」のオーナーが年に1回集まっている「パルサー全国ミーティング(通称パルミ)」が2024年も無事に開催となりました。この全国ミーティングは北は青森から南はオーストラリアから(!)集まってワールドワイドに展開され、今回はN14、N15パルサーを中心に過去最高となる89台が集結しました。新車から所有しているオーナーも取材したのでお届けします。
サムライ・スピードの神子 力選手も来場
2024年5月3日(金)、山梨県北杜市にあるサンメドウズ清里スキー場の第三駐車場で「パルサー全国ミーティング」が開催された。この日は目の前に富士山を拝むことができるほどの素晴らしい好天に恵まれた。毎年5月3日は、日産「パルサー」の全国ミーティングがこの清里で開催されている。初回開催が1994年。コロナ禍と東日本大震災の時には未開催だったが、それでも30年という長きにわたって開催されていることになる。
このイベントのテーマとなる日産パルサーは、1978年に「チェリー」の弟分的な位置づけの車両として登場以来、2000年まで5世代にわたって国内で発売された車両である。ボディタイプも3ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアハッチバックなどを中心にラインアップが構成されていた。
パルサー全国ミーティングへの参加条件は、現役オーナーはもちろん、過去に乗っていた方も含め、パルサーが好きなら誰でもOK。さらにパルサーの兄弟車などの日産FF車オーナーもOKということで、「エクサ」などの姉妹車、さらには「サニー」や「ブルーバード」なども参加が可能となっている。
今回のミーティングでもその中心は4代目(N14)および5代目(N15)パルサーであったが、過去最大となる89台がこのイベントに参加した。わざわざこのミーティングのために海外から来日した参加者もいるほどで、旧車のミーティングではあるけれども、比較的若いオーナーが多く参加しているのが印象的だった。
さらに今回は、この6月にアメリカ・コロラドで開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(2024年6月23日決勝)に、1991年式日産パルサーGTI-Rで参戦予定のサムライ・スピードの神子 力選手もこの会場に訪れた。というのも、神子選手の33年ぶりの参戦に向けての車両制作の際にオーナーグループの協力なしでは成立しなかったからだという。まずは参戦前にあいさつを兼ねてということで来場。さらに参戦後の2025年のイベントにもできればその参戦車両を持ってきてお披露目したいと語っていた。今回そのパルミの参加者の車両をピックアップしてみた。