2024年からレースアンバサダーへ
そしてもうひとつ。スーパーGTで大きく変わったのはサーキットの華、レースクイーン改め、2024年から「レースアンバサダー」と呼称が変更になったのよ。レース業界にもジェンダーレスの波が来ていて、「TGR TEAM ENEOS ROOKIE」は、男性モデルを起用。ちなみに、GT500の「TEAM IMPUL」は、2023シーズンの途中からレースクイーン自体を廃止。すでにF1では2018年に「グリッドガール」を廃止しているのよ。
また、レースアンバサダーが着用するコスチュームやレースアンバサダーを選ぶ基準も変わっているみたい。たとえばスバルの「2024 SUBARU BRZ GT GALS BREEZE」の選考基準は「レース好きで、ファンとチームの橋渡しになってくれるような人。スポーティで健康的な人」なのだとか。また、NISMOチームの「2024 Ambassadeur de MOTUL」のコスチュームは、肌の露出を抑えたデザインでナチュラルにしているとのこと。たしかに上品なお嬢様ワンピース風という感じで、ほかのチームのコスチュームに比べるとスカートの丈が長めね。
また、最近の傾向としては、合皮や光沢を抑えたものになっているそう。ただし、基本はミニスカートまたはショートパンツ+上げ底のニーハイブーツ。チームスポンサーのイメージもあるけれど、GT500は可愛い系、GT300はセクシー系が多い印象よ。ちなみに、わたくしがイメージガールだったときは、コンテストのときは水着審査アリ、本番はTシャツなどにミニスカート姿だったわ〜。本番で水着のチームもあったけど、それは今の時代ではアウトねっ。時代を感じるわ~。ちなみに個人的には、「ZENTsweeties」のコスチュームが可愛いと思うわ。着てみたいけど、今はもう無理~(笑)。
日産チームがワンツーフィニッシュ!
そして決勝。スタートから3時間後、なんとGT500クラスの日産チーム、1、2位でフィニッシュ! 優勝は3号車のNiterra MOTUL Z(高星明誠選手/三宅淳詞選手)、2位は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正選手/ロニー・クインタレッリ選手)。ちなみにGT300クラスの優勝は、88号車のJLOC Lamborghini GT3(小暮卓史選手/元嶋佑弥)。
レース終了後、木賀さんに改めてお祝いとお話を伺うと第一声は、
「よかった~!」
後半は、お守りを握りしめていたそう。今回の富士ではどんな作戦だったかお聞きすると、
「とくに秘策はありませんが、クルマの特性を活かすべく、決勝に重きを置いてセットアップしました」
とのこと。いや~、インタビューしたチームが優勝とは、本当に嬉しいわ~。ということで、次回も日産チームはもちろん、ほかのチームのみなさまも頑張ってくださいませ~!