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「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】

「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

21世紀に入って復活! モーテルやカフェの復活も期待したい

転機が訪れたのは2003年。アルバート・オオクラという日系の人物が建物を含む950エーカー(東京ドーム約82個分)の土地を買い取り、ガスステーションとギフトショップを始め少しずつ再建が進んでいる。

2019年はルート66の写真集でよく使われる看板に、なんと約30年ぶりにネオンサインの明かりが灯った。このときは近く(といっても1時間はかかる)のジョシュアツリー国立公園でキャンプをしており、点灯する時間に間に合うよう駆け付けて美しいネオンを撮影できたのはいい思い出だ。ルート66の全盛期に真っ暗な砂漠を旅する人たちにとって、暗闇のなかで光るネオンはどれだけ心強かったことだろう。

そして聞いた話によればモーテルも再開に向け動いているらしく、室内こそ手付かずのままだが外壁はキレイになった気がする。観光産業に大きな打撃を与えたコロナ禍で現況は不明だが、ウワサが現実になることがあれば絶対に宿泊してみたいと思う。

ロイズが登場するおススメ映画3選

最後にロイズ・モーテル&カフェが登場する、ちょっとマニアックな映画をいくつか紹介したい。1本目は1986年に公開されたサスペンス『ヒッチャー』で、SFの名作『ブレードランナー』で知られるルトガー・ハウアーが、猟奇殺人犯のヒッチハイカー役として出演。このときはまだ目の前を走るルート66に、おなじみのロードサインは描かれていない。

2本目は1993年の『カリフォルニア』で、今度はブラッド・ピットが猟奇殺人犯を演じている。3本目は割と新しく2015年の『サウスバウンド』で、いくつかのオムニバスが複雑に絡み合うホラー映画だ。サウスバウンド以外の作品はDVD化されているので、興味がある人はそれぞれの年代のロイズを見て欲しい。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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