ミッドナイトパープルのボディカラーは強烈なインパクト
ミッドナイトパープルのボディカラーでひときわ強烈なインパクトを放っていたのが、“Bogo”さんのトヨタ「GRヤリス」です。全国各地から約100台のGRヤリスが集まった「GRヤリスowner’s meeting in天竜峡」の会場のなかでも、かなり目立つ存在。じつはこのカラーはラッピングということで、ほかにもいろいろと手を入れているフルチューンな1台でした。
クルマより先に注文したパーツがショップに届いた
スポーツタイプのクルマが少なくなった昨今、“Bogo”さんは「4WDターボのMT車」に乗りたいと思っていた。そんな時、発売されたのがGRヤリスだった。いったいどんなクルマなのかWEBや雑誌でチェックしたところエンジンや足まわり、ブレーキなど、すべてに納得できるクルマだと確信を持つことができたため、実車に試乗することなくディーラーで注文したそうだ。
各部をイジることが大前提のため、購入したグレードは必要な装備以外を極力省いた競技ベースのRC。エンジンスタートはボタンではなくアナログなイグニッションキーだが、機能面には関係ないためBogoさんはまったく気にしていない。
納車までは約半年、その間どんなパーツでカスタマイズしようかと計画を練りホイール&タイヤ、マフラー、エアロパーツなどを各メーカーに注文したところ、クルマより先にパーツがショップに届いた。そしてクルマが納車されると同時にカスタマイズをスタートさせたため、Bogoさんはノーマル状態のGRヤリスには一度も乗ったことがない。
エンジンはコンピュータチューンでブースト1.8kgf/cm2の約320ps仕様
鮮やかなミッドナイトパープルのボディはラッピングによるもの。ボンネットやゲートスポイラーのカーボン柄がアクセントになってスポーティなフォルムを描き出している。そして注目したいのがエンジン関係。エイリアンテックのコンピュータチューン(ステージ1.5)に吸排気系チューン、プラズマダイレクト+HKSプラグ、トラストインタークーラーなどのアシストが加わりブースト1.8kgf/cm2で約320psを絞り出している。またトラストのオイルクーラーも装備しており、冷却系も抜かりはない。アクセルを踏み込めばレスポンス良くスムーズに加速していくエンジンに満足している。
こう説明するとGRヤリスは簡単にパワーアップできるように思えるが、手を加えていくとメーターディスプレイにいろいろなエラーが表示されるなど厄介な一面もあるそうだ。ブレーキ系に関してはパッド&ホースを交換してパワーに応じた制動力を確保している。ただ利き具合がちょっと物足りないのでキャリパー&ローターの交換を検討中だ。