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なんちゃってセレブがアストンマーティン新型「ヴァンテージ」を砂ぼこり上げながらスペインで激走!?「打てば響くようなレスポンスだったわ〜」

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TEXT: 吉田由美(YOSHIDA Yumi)  PHOTO: 吉田由美(YOSHIDA Yumi)

よりシャープに、より楽しく、より安全なクルマに進化

翌日の試乗会は郊外にあるモンテブランコサーキットへ。新型ヴァンテージは2024年2月にアストンマーティンの故郷、英国で発表され、日本でもすでに発表済み。残念ながらわたくしは体調不良で行けなかったけど……(号泣)。でも、試乗できる日を首を長~くして待っていたわ。

新型ヴァンテージを見て、「マイナーチェンジだし、違いがわからないよ〜」と思ったそこのあなた! そうなのよ。一見ね(笑)。 でもよく見ると、フロントライトの変更やフロントグリルの開口部も少し大きくなったり、フェンダーが大きくなったりと迫力が増しているのよ。

エンジンは4L V8ツインターボエンジンを搭載。先代に比べて最高出力は115ps増の665ps、最大トルクは115Nm増の800Nm。8速のZF製オートマティックトランスミッションとエレクトロニック・ケア・ディファレンシャル(E-Diff)を採用し、その最高速度は325km/h、0-100km/h加速はわずか3.4秒よ。

なにより大きく進化したのは、一体型のパワートレインなどの制御系や新技術の投入、剛性の見直しなどのアップデート。より速く、よりシャープに、より楽しく、より安全なクルマに進化したのよ。

クルマとの一体感が気持ちいい

まずはサーキット試乗。わたくしの試乗車は、ポディウムグリーンにライムカラーのアクセントを加えたボディカラーだったわ。まずは、1周3.3kmのコースをゆっくり慣熟走行。その後、20分ほどのセッションを3回行ったわ。

試乗時にいい仕事をしてくれたのは「インテリジェント・アダプティブダンパー」や、クルマの挙動を正確にESPに伝える新世代の「ビークル・ダイナミクス・コントロールシステム」、ヴァンテージ専用開発の21インチの大径「ミシュラン・パイロットスポーツ 5S」などが挙げられるわ。

そしてポイントは、ヴァンテージ初採用の8段階「アジャスタブル・トラクション・コントロール(ATC)」でしょうね。そうそう、ドライブモードは5種類から選べるのだけど、いわゆる「スタンダードモード」や「エコ」などは設定されていないの。「スポーツモード」がいわゆる「スタンダードモード」、そして「スポーツプラス」「トラック」「インディビジュアル」「スノー」モードを装備し、ひと通り体験したわ。

走らせると、ボディがしっかりしていてクルマとの一体感が気持ちいい~。そして今回、一番のトピックである新しい「エレクトロニック・スタビリティ・プログラム(ESP)」は、制御を8段階で設定できるの。数字が大きくなると制御が少なくなり、トラクション8では制御の介入なし。ドライビングテクニックに自信のある方には、自分のテクニックでコースを攻略できるモードでもあるのよ~。

打てば響くようなレスポンスにうっとり

そして素敵なランチの後に、一般道の試乗へ。アルミナイトシルバーのボディカラーのヴァンテージはグリーンのシートに「Y」型のホイールが映えるわね〜。実際に走行すると、サーキットより明らかに低い速度域だけど、気持ちのいいエンジン音に包まれながら、打てば響くようなレスポンスにうっとり。

じつは、スタッフの方に設定していただいた目的地が違う場所だったというハプニングに遭遇し、舗装されていない道を土埃を巻き上げながら走行したの。オンコースだと信じてやまないわたくしは、

「こんなコース設定するなんて……アストン攻めるわね~!」

と思っていたけれど、低速や荒れた道でもサスペンションがしなやかに動くので乗り心地がよいうえ、楽しかったのよ。弱点はやっぱりカーナビ……かしら。これは2023年に乗った「DB12 ヴォランテ」でも迷子になるシーンがあって(ほかの方も迷子になったのよ)、これはヴァンテージも同じだったわね。とはいえ、このミスコースのおかげで、通常50kmほどのコースだったけど、だいぶ走ったわ〜。導入は、日本には2024年度第2四半期以降の予定よ。価格は2690万円(消費税込)。日本上陸が待ち遠しいわ~。うふっ。

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