ハイブリッドのコンチネンタルGTがヴェールを脱ぐ!
W12気筒のエンジンに続きV8エンジンの生産終了も発表したベントレーですが、初のウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレインを搭載する4世代目にあたる「コンチネンタルGT」のティザー画像を公開しました。このモデルの詳細は6月に発表されるとのことですが、2024年5月16日に公開された内容をお伝えします。
105年のベントレーの歴史の中で最もパワフルな新型コンチネンタルGT
第4世代となる新型「コンチネンタルGT」は、ベントレーの新しいウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレインを搭載した初のモデルとして、6月に発表される予定だ。
このモデルの最高出力は782ps、最大トルク1000Nm、電気のみで80kmの距離を走行でき、しかもCO2の排出量は50g/km以下(WLPT)を達成している。新型コンチネンタルGTは、105年のベントレーの歴史の中で最もパワフルで、最もダイナミックな性能を持つロードカーであるだけでなく、ベントレーの代名詞であるハンドクラフトの贅沢さと卓越した素材はそのままに、最もサステイナブルなモデルとなるという。
シャシーに関しても、トルクベクタリング機能付きアクティブAWD、AWS(四輪操舵)、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル、48V電動アクティブアンチロールコントロール、新型デュアルバルブダンパーなど、最新世代のテクノロジーが搭載される予定である。
現在、コンチネンタルGTは「ベンテイガ」に次ぐ人気モデルであり、全生産台数の1/3を占める。2025年初めには、クルーにあるベントレーのドリームファクトリーで、このグランドツアラーの10万台目のモデルが手作業で生産される予定である。
AMWノミカタ
現行コンチネンタルGTの最終限定車の発表が続く中、いよいよ第4世代目にあたるコンチネンタルGTのティザー画像が公開された。全体のフォルムはこれまでのコンチネンタルGTをかなり踏襲しているように思われるが、この写真を見る限り伝統的な丸目4灯は今回採用していないようだ。ティザーの画像だけではこれが大きな変化なのか現状維持なのか判断が難しい。
そして今回の大きな特徴はその中身だろう。V8+モーターを組み合わせた初のパワートレインが採用される。馬力、トルクともにベントレー史上最高ということで、創始者W.O.ベントレーの「良いクルマ、速いクルマ、クラス最高のクルマを作る」という哲学はこのモデルでも継承されているのではないだろうか。
詳細なスペックの公開が楽しみである。