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25歳の若者がトヨタ「70スープラ」に憧れてオーナーに!「ヴィッツ」から乗り換えて純正ルックでサーキット仕様へ

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:オーナーの鈴木さんは25歳。2023年4月に購入した2000年式のダイハツ ミラ L700S(見た目がジーノ)も愛用中
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:初めてのサーキット経験は低速域のスポーツ走行(ペースカーあり)で、各種安全装備が必要なクラス2に参加
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:2022年に購入した個体で、取材の総走行距離は17万1196km。まだまだ現役だ
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:スポーツカーとしての性能を向上させた2.5GTツインターボは、1990年のマイナーチェンジ時に追加設定された
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:知り合いのクルマ屋さんに探してもらい、インテリアのコンディションも抜群
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:1990年のマイナーチェンジでサスペンションの設定見直しが実施された。鈴木さんは愛車に車高調をセット。ホイールやブレーキはノーマル
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:3代目スープラの発売当時のキャッチコピーは「トヨタ 3000GT」で、往年の名車である2000GTをイメージ
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:先代スープラ(A60型)と同じように空力を意識したリトラクタブルヘッドライトを採用
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:1993年に登場した4代目スープラ(A80型)が曲線を多用したグラマラスなスタイルになったので、直線基調だった3代目/A70型のデザインを好むファンも多い
  • トヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:直列6気筒DOHC24バルブエンジンは1JZ-GTE型で、排気量は2491cc。最高出力280psを発生
  • トトヨタ スープラ 2.5GTツインターボ:リトラクタブルヘッドライトを装備する

25歳若者の愛車は70スープラ

ここ最近、オジサン世代が運転免許を取得した頃にリリースされたクルマが次々と旧車の仲間入りを果たしています。1986年に登場した3代目トヨタ「スープラ」(A70型)もそのなかの1台ですが、今回ピックアップするのは、鈴木さん(25歳)の1991年式「スープラ 2.5GTツインターボ」です。鈴木さんはスープラとどのようなカーライフを送っているのでしょうか。

安全にバトルを楽しめるTBCC

クラシックカーでモータースポーツを楽しむオーナーが増えており、サーキットを会場としたレースや走行会が各地で盛んに開催されている。千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイを会場に年間4戦にわたり開催される「東京ベイサイド・クラシック・カップ・シリーズ(以下:TBCC)」も、そのひとつだ。

TBCCは往年の輸入車と懐かしい国産車がエントリーするレース形式走行会で、参加車両のラップタイムによってクラスが分けられる。本気モードで楽しめるサーキットイベントでありながら、ドライバーの腕の差とクルマの性能差を考慮することで安全にバトルを楽しめるようになっている。

2024年3月10日に開催された第44回TBCCは、サーキット走行会「第14回ファミリーサーキットデイ」と併催され、クルマを操ることの楽しさを再確認したイベントとなった。

ヴィッツから70スープラに乗り換え

第14回ファミリーサーキットデイには若きトヨタ「スープラ」オーナーが数名参加したが、なかでも今回紹介したいのが1991年式「スープラ 2.5GTツインターボ」でスポーツ走行を楽しんでいた鈴木さん(25歳)だ。

「クルマは好きだったのですが、22歳まで運転免許を所有していませんでした。取得してからは、1台目の愛車としてトヨタ ヴィッツ(NCP13型)を購入して少しの間乗っていました。

2台目の愛車として、知り合いのクルマ屋さんに探してもらってこのクルマを購入しました。大学時代の自動車部の先輩が黒いスープラに乗っていたこともあり、その人の紹介でスムーズに物事が進みましたね」

もともと18歳のときに駐車場でA70型スープラと遭遇し、そのスポーティなエクステリアデザインにひと目惚れ。しかし、乗る資格も探す術も無かったので購入できなかった。積年の思いをかなえて入手できたのは2022年のことで、4月中旬に納車されたそうだ。

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