25歳若者の愛車は70スープラ
ここ最近、オジサン世代が運転免許を取得した頃にリリースされたクルマが次々と旧車の仲間入りを果たしています。1986年に登場した3代目トヨタ「スープラ」(A70型)もそのなかの1台ですが、今回ピックアップするのは、鈴木さん(25歳)の1991年式「スープラ 2.5GTツインターボ」です。鈴木さんはスープラとどのようなカーライフを送っているのでしょうか。
安全にバトルを楽しめるTBCC
クラシックカーでモータースポーツを楽しむオーナーが増えており、サーキットを会場としたレースや走行会が各地で盛んに開催されている。千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイを会場に年間4戦にわたり開催される「東京ベイサイド・クラシック・カップ・シリーズ(以下:TBCC)」も、そのひとつだ。
TBCCは往年の輸入車と懐かしい国産車がエントリーするレース形式走行会で、参加車両のラップタイムによってクラスが分けられる。本気モードで楽しめるサーキットイベントでありながら、ドライバーの腕の差とクルマの性能差を考慮することで安全にバトルを楽しめるようになっている。
2024年3月10日に開催された第44回TBCCは、サーキット走行会「第14回ファミリーサーキットデイ」と併催され、クルマを操ることの楽しさを再確認したイベントとなった。
ヴィッツから70スープラに乗り換え
第14回ファミリーサーキットデイには若きトヨタ「スープラ」オーナーが数名参加したが、なかでも今回紹介したいのが1991年式「スープラ 2.5GTツインターボ」でスポーツ走行を楽しんでいた鈴木さん(25歳)だ。
「クルマは好きだったのですが、22歳まで運転免許を所有していませんでした。取得してからは、1台目の愛車としてトヨタ ヴィッツ(NCP13型)を購入して少しの間乗っていました。
2台目の愛車として、知り合いのクルマ屋さんに探してもらってこのクルマを購入しました。大学時代の自動車部の先輩が黒いスープラに乗っていたこともあり、その人の紹介でスムーズに物事が進みましたね」
もともと18歳のときに駐車場でA70型スープラと遭遇し、そのスポーティなエクステリアデザインにひと目惚れ。しかし、乗る資格も探す術も無かったので購入できなかった。積年の思いをかなえて入手できたのは2022年のことで、4月中旬に納車されたそうだ。