Zはサーキット用にモディファイせず、いつまでもこのままで楽しみたい
吉満さんはこのイベントでサーキットデビューを果たしたが、何ゆえにそういった展開になったのか熊澤親子に聞いてみた。まず話してくれたのは父親の義博さん。
「前回のTBCCに息子と一緒に行って、クラシックカーが本気モードで走る走行会を見学したら息子がすっかりハマってしまいました。それで自分も走ってみたいということで、今回はクラス1にエントリーしました」
続いて吉満さん。
「袖ヶ浦フォレストレースウェイを走り、レースも観たくて参加しました。サーキット走行に興味はありますがモータースポーツ用にモディファイはしないで、いつまでもこのままで、自分が住む街を走っていきたいです」
じつは吉満さんがTBCCを楽しむためのマシンを譲ってもらう話が順調に進んでいる、と義博さんがこっそり教えてくれたので、そう遠くない将来にレーシングスーツを纏った吉満さんと、この場所で再び出会うことになるのかもしれない。