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日産R32型「GT-R」の湾岸最速仕様だったクルマは現在、奥さんとのドライブ仕様に! 定年後はカリカリチューンに舞い戻る!?

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kuitoshi)

気になる盗難対策とは

阿部さんは、そんなタービンを使った数あるHKSフルタービンキットの中から、GT2530ツインターボキットを購入して装着。そしてこのタービン交換に伴って、エンジン本体もチューニングを施す。大幅な変更は加えないまま、N1エンジンをベースにヘッドチューンとハイカムへのアップグレードを行い、高効率化によるパワーアップを目指した。

このチューニングを施してからは、すでに27年以上が経過している。その間にエンジンブローも経験し、その都度、チューニングショップのお世話になってきた。そんな愛車をずっと見続けくれる頼れる主治医として、現在はHKSテクニカルファクトリーにお願いして面倒をみてもらっているそうだ。

また、最近R32 GT-Rの盗難件数が増えているので、それについて何か対策をしているのか阿部さんに訊ねると、こんな話をしてくれた。

「盗難時の時間を稼ぐ意味でタイヤロック、ステアリングロックを装着してます。それとココセコムにも入っていますね。最近はとくに、盗難されたときにGPSで追跡できるようにしておくことが大切らしいです。なぜなら、盗難防止GPSの普及によって、ドロボーは盗んでも自分たちのアジトに直接持って行かず、付近の駐車場にいったん置いて、取りに来ないか様子を見るケースが多いらしいのです。なので、もし盗まれても、その間にGPSで追跡し救出できるケースが最近はよくあるそうですよ」

また今後の予定については、

「今後の予定については基本的には現状維持ですが、もうすぐ定年を迎えるので、昔から憧れていたビッグシングルタービン仕様のカリカリチューンドGT-Rに仕上げようかな……」

とのこと。ストリートでは思い切りアクセルを踏めるところなんてもちろん無いのは知っているが、再びチューニングカーならではの加速を味わいたいな、とも考えているという。かつてチューニングにのめり込んだオーナーは再び最高速チューンにリターンし、最速の走りに目覚めるのかもしれない。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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