クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは
CLASSIC
share:

まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは

投稿日:

TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AMW

  • 日産ステージア 260RS:インパネデザインはノーマルと同じだが、タコメーターはGT-Rと同じ1万rpmまで刻まれている
  • 日産ステージア 260RS:スポーティなシートはホールド性を確保
  • 日産ステージア 260RS:大型のルーフスポイラーを装着。ただものではないことを窺わせる
  • 日産ステージア 260RS:リアハッチ右側には、「Autech Version」と「260RS」のステッカーが貼られていた
  • 日産ステージア 260RS:ボディサイズは、全長4885mm×全幅1755mm×全高1510mm
  • 日産ステージア 260RS:スポーティワゴンであることを感じさせてくれるエクステリア
  • 日産ステージア 260RS:ワゴン版GT-Rとも言われた
  • 日産ステージア 260RS:走りのスペックはGT-Rそのもの
  • 日産ステージア 260RS:電動SUPER HICAS、電子制御トルクスプリット4WD、ブレンボ製ブレーキ、17インチタイヤなど機能面にまつわる部分はGT-Rと遜色のない構成となっている
  • 日産ステージア 260RS:足まわりもステージアの特性に合わせた専用チューニングが与えられている
  • 日産ステージア 260RS:マフラーは2本出しでスポーティな印象に
  • 日産ステージア 260RS:ブレーキはブレンボ製
  • 日産ステージア 260RS:ホイールはBBS製。R32型GT-RのVスペックと同じデザインだ
  • 日産ステージア 260RS:エンジンはRB26DETTを搭載
  • 日産ステージア 260RS:フロントグリルには「Autech Version(オーテックバージョン)」のバッジを装着

R33型スカイラインGT-Rよりも安価なプライスで販売された

1990年代のワゴンブームに乗っかり、登場したのが1996年に登場したのが日産「ステージア」です。サイズ感や走行性能が高く、人気のモデルとなったステージアは、1997年にワゴン版GT-Rとも言われた日産「ステージア オーテックバージョン 260RS」をリリースしました。

専用チューニングが与えられていたステージア 260RS

日産を代表するエンジンは数多く存在するが、なかでもひと際特別なものとして日本のみならず海外からも熱視線を集めているのが、RB26DETT型エンジンではないだろうか。日産の直列6気筒エンジンであるRB型エンジンの中でも、RB26DETT型はグループAで勝つことを至上命題として第2世代「スカイラインGT-R」に搭載されたものだ。

一見中途半場に見える2568ccという排気量も、レースのレギュレーションに合わせてはじき出されたものとなっており、日本の税制上では3Lクラスと同等の自動車税になってしまって販売面で不利となるにもかかわらず、勝ちにこだわった姿勢というのもまたファンにはたまらないエピソードと言えるだろう。

そんなRB26DETT型エンジンは、前述の通りレースで勝つために生み出されたものであるため、基本的には第2世代のスカイラインGT-Rにのみ搭載されていた(エンジン換装のチューニングカーなどは除く)。しかし、唯一例外的にこのエンジンが搭載されたモデルが存在する。それがオーテックジャパン(当時)の手がけた「ステージア オーテックバージョン 260RS」である。

1996年10月に登場した「ステージア」は、「スカイライン/ローレル」系のシャシーを用いたステーションワゴンであり、直列6気筒のRB型エンジンを搭載していた。そのトップグレードの「25t RS FOUR V」は、RB25DET型の2.5LターボエンジンとFRベースの4WDシステムを持つスポーティワゴンとなっていたが、それをベースにさらなる性能を求めたのが「260RS」ということになる。

しかし、このモデルはステージアにポンとRB26DETT型エンジンを搭載したというお気楽モデルではなく、トランスミッションや電動SUPER HICAS、電子制御トルクスプリット4WD、ブレンボ製ブレーキ、17インチタイヤなど機能面にまつわる部分はGT-Rと遜色のない構成となっている。

ただステーションワゴンボディということもあってボディには大パワーに対応できるように各種補強が施され、足まわりもステージアの特性に合わせた専用チューニングが与えられている点などは、さすがファクトリーチューニングモデルといったところだろう。

しかもこれだけ手が加えられているにもかかわらず、登場時の新車価格は440万円と当時のR33型スカイラインGT-Rよりも安価なプライスタグがつけられていたというのも驚きだ。

現在は大変高額となったスカイラインGT-Rの中古車だが、ステージア260RSについてはまだそこまで高額というわけではないので、RB26DETT型エンジンに憧れているのであれば、こちらを選ぶという選択肢もアリではないだろうか。

すべて表示

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS