クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • LIFE
  • 「ツーリズムとよた」の『WRC三河湖SS満喫日帰りツアー』に参加! たった6500円の参加費で大満足の豪華バスツアーの中身とは?
LIFE
share:

「ツーリズムとよた」の『WRC三河湖SS満喫日帰りツアー』に参加! たった6500円の参加費で大満足の豪華バスツアーの中身とは?

投稿日:

TEXT: 小倉 修(OGURA Osamu)  PHOTO: 小倉 修(Osamu Ogura)

  • 豊田市下山地区は豊田市や岡崎市からクルマでも40分ほどのアクセス。のどかな田園風景や里山が広がっている。きれに整備されている道路が多くツーリングやドライブも楽しい
  • 三河湖は愛知県下最大の灌漑用人造湖。別名「ドラゴンレイク」。周囲には料理店や散策路、キャンプ場などがあり、ルアーフィッシングも楽しめる
  • 「豊田しもやまラリー2024」のサービスパークとなった保険福祉センター「まどいの丘」で「ラリー講座とサービスパーク解説」を実施。地元のPR大使矢上彩乃さんもMCで活躍
  • ノリさんと一緒にサービスパーク巡り。ヤリスや86、スイフトなどだけでなく、Rally Isle of Man( RIOM )など海外ラリー参戦豊富なGarage Graceさんのモンテカルロ仕様のミニも。雨の日はめっぽう強く、国産勢を抑える
  • 2023年開催のWRC「三河湖SS」で実際に使ったペースノートを手に、当時を思い出すノリさん。とても丁寧にわかりやすく記されている
  • 「R7ベリーロング、アンド L4クイック、アンド R5タイトゥン……」などとノリさんが「三河湖SS」をナビゲート。バスでもコーナーの形状や表現が感じ取れる
  • 2023WRC「三河湖SS」の丁字路で、自身のブレーキングが間に合わず、田んぼの土手に乗り上げてしまった場所を説明するノリさん
  • 三河湖湖畔沿いの「三河路」での夕食会&抽せん会は大盛り上がり。し地元食材にこだわった食事は豪勢で美味しい。豊田しもやまラリーのエントラントやキャンプ客でも賑わっていた
  • 「名物の五平餅を食べないと!」と急きょノリさんが自腹で五平餅を全員分オーダー。誠にありがたし。レース応援します!(笑)
  • 元レースクイーンで豊田市しもやま観光協会のPR大使を務める矢上彩乃さんによる元気いっぱいの司会進行でスタート
  • ツアーの開催場所は2023年開催のWRCラリージャパンのコースとなった「三河湖SS」を擁する豊田市下山(しもやま)地区
  • 「三河湖SS(スペシャルステージ)」路面のほとんどがターマック(舗装路)
  • 2023 WRC FIA世界ラリー選手権「ラリージャパン」の「三河湖SS(スペシャルステージ)」が行われるコースをミニバスで巡るツアー
  • ノリさんことラリー/レーシングドライバーである勝田範彦選手が半日以上同行するツアーとなる
  • 2023年開催のWRCジャパンで使われたコースを部分的に、2023WRCに参戦したノリさんの解説でその道を巡るという、なかなかの貴重な体験ができた
  • 元レースクイーンで豊田市しもやま観光協会のPR大使を務める矢上彩乃さんによる元気いっぱいの司会進行
  • ツアーでは「ラリー講座とサービスパーク解説」、「WRC三河湖SS名所めぐり」そして「勝田選手との夕食会とお楽しみ抽選会」が開催
  • 散策ではWRC開催時の象徴的なコーナーとなり世界的に発信された地元の熊野神社へも参拝
  • 散策ではWRC開催時の象徴的なコーナーとなり世界的に発信された地元の熊野神社へも参拝
  • ツアーでは「ラリー講座とサービスパーク解説」、「WRC三河湖SS名所めぐり」そして「勝田選手との夕食会とお楽しみ抽選会」が開催
  • ツアーでは「ラリー講座とサービスパーク解説」、「WRC三河湖SS名所めぐり」そして「勝田選手との夕食会とお楽しみ抽選会」が開催
  • ラリーのことだけでなく、田畑や集落に伝わる慣習や歴史などについて地元ボランティアの方からお話も聞けた
  • 長野県や郡馬県はラリーの聖地とされるが、近年は愛知県豊田市も「日本のラリーの中心地」として選手権が数々開かれている。2023年はWRCが開催され豊田市下山地区には「三河湖SS」が設定された
  • 「ラリー講座とサービスパーク解説」では、なんとノリさんの父上でレジェンドの勝田輝夫さん(左)が車両や車検について解説
  • 地元の商工会や地元住民らでつくる「しもやまラリー実行委員会」のけん引役、安藤さんらに地域の風習やラリーへの想いが聞けた。ラリーは地元の理解や協力があってこそと痛感
  • サービスパークを案内する勝田範彦選手。気さくな人柄から会場でも大人気。ファンからもあのモリゾウさんからも「ノリさん」の愛称で親しまれている

ツーリズムとよたが「WRC三河湖SS満喫日帰りツアー」を開催

2024年5月18日(土)に愛知県豊田市で、一般社団法人「ツーリズムとよた」主催による、「ラリードライバー勝田範彦選手と巡る“WRC三河湖SS満喫日帰りツアー”」が開催されました。今回、取材予定はなく、クルマと旅を愛する筆者が一般で応募し参加したところ、このツアーがあまりにも楽しく、その素晴らしさに感動したため、AMWにてお伝えします!

発表その日に完売御礼! ラリーファンでなくても楽しめる、驚きの豪華バスツアー

参加するまでラリーのSS(スペシャルステージ)をバスで巡るって果たして楽しいのか? それもおひとり様で楽しめるのか? と思ってましたが、その充実した内容に大満足! 勝田範彦選手や地元の方々のホスピタリティの高さにも大感動! バス旅番組じゃないけれど、バスツアーがこんなにもおもしろく楽しいものになるとは思いもよりませんでした。

今回参加したツアーはその名も、「ラリードライバー勝田範彦選手と巡る“WRC三河湖SS満喫日帰りツアー”」。ノリさんことラリー・レーシングドライバーである勝田範彦選手が半日以上同行し、2023 WRC FIA世界ラリー選手権「ラリージャパン」の「三河湖SS(スペシャルステージ)」をミニバスで巡り、夕食を一緒にとって抽せん会まで実施、しかも参加費は6500円! という、太っ腹な企画です。

タイトルからして勝田選手ファンやラリーファンなら迷わず参加したくなるツアーであることは間違いありませんが、当の筆者といえば、ノリさんの名やスバル時代の活躍は知るもののラリー競技の世界はなんとなく知る程度で、熱狂的なラリーファンではありません。

応募したのは、そんな輩が参加したら楽しめるのかな? ということのほかに、そもそも興味が湧いたのは、これがクルマ関連業界の主催ではなく、愛知県豊田市の公式観光サイトなど運営する同市の関連団体である一般社団法人「ツーリズムとよた」が主催していたこと。一般的に自治体の観光協会などはクルマのイベントには消極的なイメージもありますし、「モータースポーツ(あるいはクルマ)×地域活性」ってうまく地域を訴求したり、ファンや関係人口を増やしたりすることにつながるのか? と思っていた次第。もっとも豊田市は世界のトヨタの本拠地であり、いまや日本のラリーの中心地。期待も大いにありました。

さてツアーの定員は40名。開催側としても果たして集まるのか恐らく不安はあったのでしょう。最少催行人数は10名と応募内容には記載されていました。ところが聞けば発表したその日に完売御礼という状況だったそう。参加者は、中部エリアのノリさんファンやラリーファンが圧倒的に多かったものの、ファミリーや女性同士からシニアの方まで、じつに多彩な顔触れとなっていました。それにしてもあっという間に完売とは! やはりノリさんとWRCの人気は圧倒的だなと感じましたね。

どこか懐かしい自然豊かな里山が魅力。ツーリングもキャンプにもグッドな豊田市しもやま

ツアーの開催場所は2023年開催のWRCラリージャパンのコースとなった「三河湖SS」を擁する豊田市下山(しもやま)地区。中山間部に位置し、低山が連なる合間にはアユやアマゴが棲む清流が流れ、美しい棚田や集落が点在しています。豊田市や岡崎市の中心部からクルマで40分ほどの距離だというのに、その風景はこれぞ懐かしい日本の里山! といった感たっぷりで、とても風光明媚なところです。

ちなみに愛知県というとさほど米どころのイメージはありませんが、なんとこの界隈で収穫される「ミネアサヒ」は日本穀物検定協会の食味ランキングで最高位の「特A」を獲得した逸品。少し小粒ながらほどよい粘りとうま味を両立したここだけの味わいを持つお米だそう。地区にはそのミネアサヒを使った名物の五平餅店をはじめ、こだわりのそば店やうなぎ店などグルメスポットも数多くあるうえに、驚くほど整備されたワインディングロードがあちこちに広がっていてツーリングに最適な環境が整っていることにも驚きました。

三河湖もよくあるダム湖だよなー、程度の知識でしたが、リアス海岸のように複雑な湖岸を持ち、その形から別名ドラゴンレイクとも呼ばれている地元の人気のスポット。険しい山間のダム湖と違って親しみやすい水辺があり、美しい景観が広がっています。道中では天然記念物のニホンカモシカもよくみかけるそう。そんな自然豊かな湖を囲む道はまさにくねくねと曲がる林道。路面のほとんどがターマック(舗装路)ですが、SSに相応しい緊張感ある道が続いていて、バイク乗りにもおすすめしたいコースです。

しかも三河湖のほとりには、WRCや地元のラリー選手権を応援してきた飲食店や素敵なキャンプ場などもあって、自然の豊かさと人の営みが織りなす心地よさが感じられました。幾度も愛知県内や豊田市にも足を運んでいますが、まさか山のほうにこんなにも素敵な世界があるとは……。そういえばレクサスカンパニー、GRカンパニーの事業・開発拠点でもあるトヨタの最新テストコース「トヨタテクニカルセンター」もここ下山地区に完成したばかり。ラリーも含めクルマ文化の発信地として今後の発展が楽しみな場所でした。

123

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS