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「ツーリズムとよた」の『WRC三河湖SS満喫日帰りツアー』に参加! たった6500円の参加費で大満足の豪華バスツアーの中身とは?

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TEXT: 小倉 修(OGURA Osamu)  PHOTO: 小倉 修(Osamu Ogura)

コーナーや路面状況のことから地域の魅力まで、おもしろくてタメになるバスツアー

この日はノリさんもバスに同乗し、ドライバーではなくコ・ドライバー役として(笑)、WRCのSSをナビゲート。「R7ベリーロング、L4クイック、アンドR5タイトゥン……オッ、オレ意外とあってますよね! あ、ロストしちゃった(笑)」などと、コースの形状をペースノートの記載と合わせるように解説。合間に「アンド」は直線10~20mくらいの意味、「タイトゥン」はコーナー出口がきついこと、といった用語の解説や、ロストしても人によっては目印や距離を書き込んでいてリカバリーできたりする、といった話を披露。また、コ・ドライバーの抑揚によって危なさの印象が変わることもあるようで、そのモノマネを交えるなど、右へ左へと揺さぶられながらも楽しくも学びの多い時間が過ぎて行きました。

ちなみにペースノートの元になるコースメモを取るレッキ(下見)の日は、普段の公道を走るわけで、当然ながら法定速度は遵守。競技によって異なるもののSSコースであってもだいたい時速は40km/h以下だそう。なので、速度低めのバスツアーであってもリアルにコースの形状とその表現がわかり、かなり勉強になりました(笑)。加えてMCを務めた矢上彩乃さんもさすが地元のPR大使、ラリーをよくご存じでノリさんとの掛け合いも絶妙。そのトークの面白さに参加者は幾度も笑いがこぼれていました。

徒歩でのコース巡りは、思いのほか格別なものとなりました。まさに里山の景色を楽しみながらの散策タイムで、参加者ものどかな風景に見とれていたのが印象に残ります。もちろん、ノリさんが土手に乗り上げた残念な名所(笑)にはじまり、縁についた傷やタイヤ痕などWRCの痕跡がところどころに残されていて、激しい走りがひしひしと伝わってくる場面に遭遇。この狭い道を場所によっては180km/h近いスピードでかっ飛ばすことを想像すると恐ろしくなる一方、ラリードライバーってほんとうにスゴイと思わずにはいられませんでした。散策ではWRC開催時の象徴的なコーナーとなり世界的に発信された地元の熊野神社へも参拝。ラリーのことだけでなく、田畑や集落に伝わる慣習や歴史などについて地元ボランティアの方からお話も聞けて、心豊かになるひと時でした。

大満足だけどこの料金で大丈夫? と心配になるほど豪勢な夕食と抽せん会

夕食会の会場は三河湖を望む「三河路」さん。どでかいイノシシの「ためよし」君が出迎えてくれました。あたりはすでに美しい夕暮れ時に。「ツーリズムとよた」のスタッフやボランティアの方々による八丁味噌を使った五平餅など地元名産の紹介を受けながら、さっそく夕食会のスタート。驚いたのは、そのメニューの豪華さ。自慢の手作りこんにゃくや伽羅蕗などたくさんの食材を使った豪華な前菜に始まり、お造りに丸ごと食べておいしい新鮮なアユの塩焼き、ウナギの茶わん蒸し、さらにはみかわ牛のサーロインステーキ、名産の「ミネアサヒ」のご飯に赤だしのお食事、そしてデザートまでのフルコース。地域の食材と手作りの味覚いっぱいの食事は、お世辞抜きに美味しく、この参加費で大丈夫なのか?と思うほど(たぶんなにかしらの助成金はでていると思うものの、かなり豪華)。

途中、ノリさんが「五平餅を名物として説明しておきながら、出さないのはちょっとどうなの(笑)」と、自腹を切ってご飯として提供予定だった「ミネアサヒ」を全員分五平餅に仕立て直すという、うれしいハプニングも。それはそれはおいしくいただけました。

抽せん会では、地元の「五平餅のほせ」(ほせとは五平餅のくしのこと)というユニークな焼菓子やトートバックやティディベアなどのWRC公式グッズ、さらにノリさんのサイン入りキャップにお米の「ミネアサヒ」などが用意され、全員ハズレなしという、こちらも楽しくも豪華な会となりました。気が付けばあたりは真っ暗に。解散は夜の8時と、お昼の集合から約8時間も経過。でもあっという間に感じられましたね。筆者もそうですが帰り際まで参加者のみなさんもまだまだ楽しみたかった様子が伝わってきました。それだけ充実したプログラムでした。なによりノリさんをはじめ、矢上さん、そしてツーリズムとよたのスタッフ、ボランティアの方々の人柄、そのホスピタリティの高さが魅力的だったのが大きいと感じました。「ラリーは人や地域に支えられている。地域の協力と理解があってこそ」とノリさんは言っておられましたが、それをまさに実感。

遠方からは大阪、関東勢はおそらく筆者ひとりだったようですが、また、自分のクルマでこの地をドライブして巡りたい、そう思わせる内容と清らかな自然あふれる素敵な場所でした。

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