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なつかしキャッチコピー「未体験ゾーンへ」「街の遊撃手」は何のクルマ? 日本車が熱かったバブル時代は広告も個性的でした【カタログは語る】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)

  • トヨタ初代ソアラのキャッチコピー「未体験ゾーンへ」
  • トヨタ初代ソアラ:まさに「未体験ゾーン」を体現した性能をもつモデルだった
  • いすゞ初代ピアッツァのキャッチコピー「シニア感覚」
  • ブリヂストンのレグノのキャッチコピーは「ディープだ。」
  • FF方式(初代はFR)採用のいすゞ ジェミニのキャッチコピーは「街の遊撃手」
  • マツダ ペルソナのキャッチコピーは「インテリアイズム」
  • マツダ ペルソナでは贅を尽くした室内空間をアピール
  • 日産S13シルビアのキャッチコピーは「アートフォースシルビア」
  • 日産S13シルビア:とにかくスタイリッシュでしなやかな2ドアクーペのフォルムは、まさしくコピーどおりの仕上がり
  • 日産レパードJ.フェリーのキャッチコピーは「美しい妻と一緒です」
  • シーマと共通の4.1LのV8も搭載した日産レパードJ.フェリー
  • トヨタ初代プリウスのキャッチコピーは「21世紀に間にあいました」
  • トヨタが開発した記念すべき世界初の量産ハイブリッド車、プリウス
  • ホンダ バラードスポーツCR-Xのキャッチコピーは「デュエットクルーザー」
  • ホンダ初代オデッセイのキャッチコピーは「幸せづくり研究所」
  • ホンダ初代シティのキャッチコピーは「シティは、ニュースにあふれてる」

懐かしのクルマのキャッチコピーを振り返る

クルマのキャッチコピーというと、CMやカタログで見聞きしてパッと思い浮かぶものも少なくないのではないでしょうか。今回は1980年から1990年にかけての懐かしのキャッチコピーを集めてみました。日本車が熱く、どれも個性的だった頃、おのずとその思いがコピーにも反映されていました。そんな良き時代の空気をカタログとともに振り返ってみます。

未体験ゾーンへ(初代トヨタ ソアラ/1981年)

当時のメルセデス・ベンツ「SLC」、BMW「6シリーズ」など、欧州メーカーのラグジュアリークーペと肩を並べるクルマとしてトヨタが開発した渾身の作。搭載エンジンには新開発の2759ccの6気筒DOHCの5M-GEU型(170ps/24.0kgm)をフラッグシップに据え、これを「2800GT」に搭載。さらに全車4輪独立懸架、4輪ディスクブレーキ、トヨタ車初のラック&ピニオン式ステアリング(パワーアシスト付き)なども与えられた。初採用のデジタルメーターなど、まさに「未体験ゾーン」を体現。

シティは、ニュースにあふれてる(初代ホンダ シティ/1981年)

存在そのものが、すでにニュースになっている。しかも、ひとつひとつの性能をつぶさに見ていけば驚くほどのニュースがつまっている。発想も、性能も、感性も……とは発表当時の広報資料にあった一節。もちろん「街」とクルマのシティをかけてのコピーだったが、トランクに収まるバイクのモトコンポの同時開発は世界初など、とにかく話題づくめの元気さあふれるコンパクトカーだった。ムカデダンスのCMもおなじみだろう。

シニア感覚(初代いすゞ ピアッツァ/1981年)

いわずと知れた巨匠G・ジウジアーロ率いるイタルデザインにより生み出された「アッソ・ディ・フィオーリ」を原形にイメージを大きく崩すことなく量産化されたのがこの「ピアッツァ」。当時のFR「ジェミニ」をベースとしたため前後トレッドが狭かったことを除けば、まさにショーモデルさながらの近未来的なムードは当時の他の国産車とは一線を画した。デジタルメーターやサテライトスイッチなど、インテリアも斬新。だが、大人の粋を楽しむクルマとして、シニア感覚と謳われた。

ディープだ。(ブリヂストン レグノ)

今でも現役のモデルとしてラインアップされているが、「レグノ」はブリヂストンが打ち出した、静粛性の高さ、居住性のよさを商品特性としたタイヤ。その最初のモデル(60ならGR−03)は、正確な資料が手元にないのだが80年代初頭の発売で、当時、冠スポンサーだった土曜日深夜のTV番組「ベストヒットUSA」を見ていると、合間にCMが流れていた。バラード曲(この話を始めると長くなるので今回は割愛)とフェラーリ、アウディ「クワトロ」がランデブー走行する映像と、だたひとこと「ディープだ」とナレーションが入るCMは、見ていて惚れ惚れさせられた。

デュエットクルーザー(ホンダ バラードスポーツCR-X/1983年)

正式名「バラードスポーツCR−X」と言った同車は、1983年登場の「ワンダー シビック」(3代目シビック)と同時に登場。バラードそのものはシビックの兄弟車の位置づけだったが、同車はとびきりファンなライトウェイトスポーツとして誕生。2200mm足らずの短いホイールベース、コーダトロンカの特徴的なスタイルは2代目にも受け継がれた。クルマ的には走りの面白さが注目だったが、広告宣伝はポップかつソフトに若いカップルをフィーチャーし「デュエットクルーザー」と打った。

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