リーズナブルな基本キットとオプションで幅広い車種に対応
そこで今回はそんな電動クーラーをいち早くキット化し、販売している神奈川県のハートネットを訪ね、代表の鶴見さんに同社のCRUIZE電動クーラーキットについて聞いてみた。
「現在世の中に出回っているクーラーキットはほとんどがキャンピングカー用ですが、当社は最初から旧車向けに汎用性の高いキットを開発してきました。そのため外国車から軽自動車のようなコンパクトなクルマまで、幅広い車種に使用できるように、消費電力を極力抑えた設計にしてあります」
CRUIZEのキットには装着に必要なパーツが全て揃っており、一般的なフロントエンジン車であればホースの長さも十分で、多くの車種にそのまま装着が可能。これでキットの定価は19万8000円(消費税込)からとかなりリーズナブルなのだ。
多くの車種に装着できるようにさまざまな工夫が施されて、豊富なオプションパーツが用意されているそうだが、構成パーツは通常のコンプレッサーが電動コンプレッサーに置き換わっている他は、一般的な後付けのクーラーキットと変わらない。
これによってCRUIZEのクーラーキットは、空冷フォルクスワーゲンから2ストのスズキ「ジムニー」、さらには古い英国車まで、車種を問わず装着実績があり、マイナー車種への装着データも着実に増えてきているそう。装着を考えている人は問い合わせてみるといいだろう。
AMWでは引き続き、このCRUIZE電動コンプレッサー式クーラーキットが多くの車種に装着できるよう工夫されている、その詳細を紹介していく予定だ。