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なつかしい昭和のスバル「サンバー」を美しくレストア! 板金屋から引き継いで、ホワイトリボンタイヤで見事にオシャレな1台に仕上げました

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • スバル サンバー:2代目のなかでも1970年式以降は、左右ヘッドライトの間にダミーグリルが追加された。そのため、よりスタイリッシュな印象のこの前期型の人気が高い
  • スバル サンバー:初代の通称「くちびるサンバー」と比較すると、2代目はシンプルなデザインが採用され、丸目2灯も強調されて可愛らしさに溢れている
  • スバル サンバー:リアエンジン搭載のため、リアゲート部分にはエアフローを考慮したルーバーが設けられているのが特徴
  • スバル サンバー:リアゲートは上下開閉式。現代の車体サイズでは、この開き方では荷物の出し入れに不便を感じるだろうが、全長3mに満たない当時の軽自動車では利便性は特に気にならないサイズ感
  • スバル サンバー:地球から見えるおうし座のプレアデス星団=六連星をモチーフにしたエンブレム。このデザインがスバル「360」で初採用され、サンバーでも使われた
  • スバル サンバー:ダッシュボードなどのコンディションも良好。走行距離はご覧の通りで、いかに大切に維持されているかが分かる
  • スバル サンバー:シートなどの内装は美しく仕上げられていた。当時の雰囲気を損なわないようにリメイク
  • スバル サンバー:当時でも後部座席は折り畳み式を採用。これで積載量が増えるため、商用車としての機能は充分に果たせていた
  • スバル サンバー:エアコンが無いため、扇風機は必須。レトロ感溢れるデザインにも注目だ。石川さんのスバル愛が溢れるミニTシャツも可愛い
  • 1969年式のスバル サンバーとオーナーの石川幸司さん
  • スバル サンバー:ドアは前開き型。三角窓とあわせて、現代にはない独特の構造も旧車の魅力のひとつ

昭和の商用軽バンの可愛らしさをご覧あれ

軽自動車の排気量が360ccだった時代。実用性とともに、そのデザイン性で人気を集めたのがスバルの2代目「サンバー」です。対象車種は排気量550cc以下のみの旧車イベントに美しくレストアしたサンバーで参加した石川幸司さんに、その魅力を教えてもらいました。

荷物を多く詰める商用バンが大好き

スバル「サンバー」は、1961年に発売開始された軽商用車だ。車体の後部床下にエンジンを搭載することでオモリの役割を果たし、荷室が空の状態でも充分な駆動を確保。それにより、安全かつ安定した走行能力を発揮できるため、軽自動車を販売する国産自動車メーカーのなかでは、スバルのみが長年に渡って採用してきた車体レイアウトだ。

今回ご紹介するサンバーは、2023年11月5日に愛媛県四国中央市で開催された「第12回 U-550旧軽自動車ミーティング」に参加していた1台。1966年から1973年まで製造された2代目で、ダミーグリルを持たない前期型だ。バンパーなどのメッキパーツはピカピカに磨き上げられ、車体に似合ったホワイトリボンタイヤを装着。内装なども綺麗に仕上げられており、オーナーの愛情を深く感じ取れる雰囲気が漂っていた。

当時のスバル車には可愛らしさが溢れている

「この車両を手に入れてから22年目になります。近所の鈑金屋さんがずっとレストアしていたクルマをそのまま譲ってもらったのです。何年も動いていないのは知っていたので、私がこの後を引き継ぎますよ、ということでね」

エンジンはしっかりと動き、外装類もある程度は補修が完了した状態だったということで、そこから少しずつ手を入れて、現在の状態まで完成させたというオーナーの石川幸司さん。元々はスバル「360」が好きで何台も所有してきた経験がある。現在も1968年式の「360 スーパーデラックス」をはじめ、1971年式スズキ「フロンテ」、1969年式日産「サニー」(後期型)など、様々な国産小型旧車を所有している。

「その昔、友人が360に乗っていました。彼が結婚を期に手放すことになり、それを譲り受けたのが360に乗りはじめたきっかけでした。この時代特有の丸いデザインが可愛らしくて好きですね」

今回は自宅から会場までが100km未満だったため、自走で参加してきた。ほかには「大阪レトロカー万博」も自走で参加したという。また、「門司港レトロカーミーティング」には積載車を使って参加するなど、各地の旧車イベントにも精力的に顔を出している。

日常使いではなくイベント用としてサンバーをはじめ、各車との生活を楽しんでいる石川さんだった。

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