サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

走行会とミーティングがひとつになった「第2回プロクセス・ドライビングプレジャー」開催! TOYO TIRESの魅力を存分に楽しむイベントとは〈PR〉

ミーティング会場には2024年、D1に参戦する4台のマシンと東京オートサロンに展示された4ローター搭載のサバンナワゴンが展示

走ることが好きなオーナーは誰でも大歓迎! エントリーユーザーも優しく受け入れるサーキット走行会

2024年5月25日、岡山国際サーキットで「プロクセス・ドライビングプレジャー」が行われました。これはTOYO TIRESが主催する初の参加型サーキット走行会で、今回は2023年12月に開催された鈴鹿サーキットに続き2回目です。では、なぜ今TOYO TIRESはドライビングスキルアップイベントを開催するに至ったのか? イベントリポートを含めてその本質に迫ります。

独自路線でコアなファンから愛されるTOYO TIRES

ここ20年、「TOYO TIRES」は個性を持って躍進してきた。ゴツゴツとしたブロックパターンを持つ、4×4用の「オープンカントリー」は熱狂的なファンから“オプカン”と呼ばれ、オフロードタイヤの代名詞として成長。ミニバン専用タイヤという新たなジャンルを確立した「トランパス」は先駆者としてアドバンテージを伸ばし、今やOEMタイヤとしても広く採用されている。

これらブランドは十把一絡ではなく、いまや「このタイヤだから履きたい」と指名買いされるようになった。もちろん、高く評価されるのはその独自性だけではなく、タイヤにしっかりとした基本性能が備わっているからこそ。こうした他メーカーとは一線を画した戦略でコアなファンを獲得し続けてきたTOYO TIRESの次なるターゲットは国内におけるスポーツタイヤ人気をさらに高めることだ。

欧米ではスポーツタイヤとしての地位を確立

世界に目を移すと、アメリカのマーケットでは21世紀初頭のスポコンブームにいち早く反応し、サイズラインアップを拡大。さらに、映画「ワイルドスピード」にプロクセスが装着されたことで、TOYO TIRES/プロクセスの名前は全米中のカスタマイズフリークに知れ渡っている。

ヨーロッパでは2020年から技術研鑽を兼ねてニュルブルリンク24時間レースおよびNLS(ニュルブルクリンク・ロング・ディスタンス・シリーズ)レースにGRスープラGT4で参戦を開始。参戦3年目に念願のクラス優勝を成し遂げ、2024年は第1戦で早くも優勝、次のニュルブルクリンク24時間予選レースでは1-2フィニッシュを飾るなど好成績を収めた。レースの戦績が販売にダイレクトに反映されるヨーロッパではその飛躍に比例してTOYO TIRESの販売本数は右肩上がり。とくにドイツでは“コストパフォーマンスのよい高性能スポーツタイヤ”として定着しつつある。

走ることが好きな人を広く対象とした参加型走行イベント

このプロクセス・ドライビングプレジャーでは、そんな世界でも大人気のプロクセスを、走行会を通じてたくさん触れ、体感し、理解を深めてもらいたい思いから、参加はTOYO TIRES装着車に限らないのも特徴。ユーザーとその気持ちに寄り添い、コミュケーションを図り、1人でもファンを増やす。そして、そこで得た意見は開発に活かしていきたいという考えが根底にある。

第2回はTOYO TIRES FAN MEETINGと共催でパワーアップ!

岡山国際サーキットで行われた第2回は、より多くの人にTOYO TIRESの世界観を知ってもらおうと2020年から始まったファン交流イベント「TOYO TIRES FAN MEETING」と共催に。走行会の枠を超えた「走る、見る、参加して楽しむ」マルチイベントとしてパワーアップした。

2つのイベントが相互リンクしたことで、コース上では走行会に加えて、TOYO TIRESワークスカーのドリフトデモラン、参加者によるパレードランが開催。さらにトラックステージではドライバートークショーやドレスアップコンテスト、豪華賞品の当たるじゃんけん大会が催されるなどコンテンツはじつに盛りだくさん。

パドックエリアには全国から有名メーカーやショップが出展し製品およびデモカーを展示、賑わいを見せた。来場者はパドックとミーティング会場間を忙しく往来、一日中飽きることなく、あっという間にイベントが終わったという印象だったに違いない。

TOYO TIRESにゆかりのあるレーシングドライバーが参加

当日招かれたゲストドライバーは、プロクセス・ブランドアンバサダーの木下隆之選手、元F1ドライバーの中野信治選手、JGTC(全日本GT選手権)のGT300クラスでシリーズチャンピオン経験のある井入宏之選手、SUPER GTのGT300クラスを戦う塩津祐介選手の4人。さらに、ファンミーティングには「チーム・トーヨータイヤ・ドリフト」から川畑真人選手/松山北斗選手/横井昌志選手/田野結希選手が参加するという豪華な顔ぶれが揃った。

走行時の注意点やアドバイスはもちろん、800psを超えるR35GT-Rを筆頭とした複数台のチューニングカーによる同乗走行も担当。プロのドライビングを間近で見られる機会は貴重であり、スキルアップに繋がるまたとないチャンス。また、限界の領域でプロクセスの実力の片鱗に触れられたことだろう。

メインの走行会には約70台がエントリー。第1回はプレイベント的な意味合いもあり、目を三角にしてタイムを狙うのではなく、ゆとりを持たせた走行枠としていたのに対して、今回はしっかりクラス分けがなされていた。

特筆すべきは新たに設定されたスタートアップクラスである。サーキットが初めてというオーナーのみが参加できるカテゴリーで、なんと追い抜きが禁止。これは走行時の不安を減らす新たな試みで、ハードルを低くすることでより走ることを純粋に楽しんでもらいたいというTOYO TIRESの思いから誕生した。単なるサーキットイベントではなく、走ることを好きになってもらうのが開催する理由のひとつなのだ。

今年の秋もしくは冬に第3回の開催を検討中、継続が力になる

「スポーツタイヤは性能。これは基本ですが、自分の思うがまま操れることも重要だと思います。ただ、スポーツという定義はタイムアタックと耐久レースでは求めるものが異なりますし、そのバランスを取るのは難しい。そうした中で、『スポーツタイヤとしてのトーヨーらしさとは何なのか?』をレース参戦、こうしたイベントなどさまざまな活動を通じて多くの人に伝え、確かなものにしていくことが大事。ステップ、ステップ、ステップでクロスカントリーやトランパスのように本当の自動車好きから支持される柱として育てていくのが、目指すべきゴールだと考えています」

とTOYO TIRESグローバルマーケティング部の吉川誠部長。

そのためにこうしたユーザー参加型のサーキット走行会についても年に1回ではなく、春夏と秋冬に2回の開催を検討中。草の根運動ではないが、何事も継続することが、思い描いた未来への近道なのだ。閉会式で井入選手は、

「ご自宅へ安全に帰るまでが走行会なので、くれぐれも安全運転を心がけて、ご自宅までお帰りください」

と話していた。この言葉こそが、このイベントを表しているように思う。サーキットを速く走ることもスポーツタイヤの役目だが、安全に走るということも大切なことなのだ。とても充実したTOYO TIRESのイベントであった。今シーズンはチューニングカーのタイムアタックイベントへタイヤを供給する新たな試みも企画されており、今以上にプロクセスの名前がメディアに露出される機会が増えるはず。今後の展開に期待したい。

モバイルバージョンを終了