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日本のラリー界を横断的に盛り上げる! 一般社団法人「日本ラリー振興協会(JGR)」が設立、記者発表の模様をお伝えします

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 田畑邦博代表理事(AG.メンバーズスポーツクラブ北海道代表、JAFラリー選手権オブザーバーリーダー)
  • 高桑春雄理事(特定非営利活動法人M.O.S.C.O理事長、JAFラリー部会 部会長)
  • 船越 潤理事(モータースポーツクラブ.シンフォニー.オブ.京都代表、JAFラリー選手権オブザーバー)
  • 勝田照夫監事(チームLUCK代表、モンテカルロオートスポーツクラブ代表)
  • 「Japan Organization Group of Developing Rally」から略称はJGRとなる

ラリー競技の健全な発展と振興を目指す

2024年5月11日、ラリー競技の発展と普及を目指す団体として「一般社団法人日本ラリー振興協会(略称:JGR)」が設立されました。設立記者発表会は、全日本ラリー選手権第4戦「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」のヘッドクォーター(HQ)が設置されている京都府京丹後市のホテル吉翠苑で行われました。どんな団体になるのでしょうか。

今後の活動に要注目!

記者会見には、JGRの役員として名を連ねる4名、田畑邦博代表理事(AG.メンバーズスポーツクラブ北海道代表、JAFラリー選手権オブザーバーリーダー)、勝田照夫監事(チームLUCK代表、モンテカルロオートスポーツクラブ代表)、高桑春雄理事(特定非営利活動法人M.O.S.C.O理事長、JAFラリー部会 部会長)、船越 潤理事(モータースポーツクラブ.シンフォニー.オブ.京都代表、JAFラリー選手権オブザーバー)が登壇した。

発表会ではJGRの設立の意図とともにに、参加選手、チーム、コンストラクター、オーガナイザー、それぞれの長年の専門的な知見を活かしながら日本国内におけるラリー競技の健全な発展と振興、モータースポーツとしてのラリーのさらなる普及を目指すとし、概要についての説明が行われた。

まず初めに勝田監事から挨拶があった。

「長年ラリー活動を進めてきて、日本におけるラリー活動がこのままでいいのか、という思いがある中で、今回この発起人メンバーと話をする過程で、これからは日本のラリー業界がひとつになっていくべきで、横断的な人の流れ、さらにはプロモーターとしての役割、そういったものをまとめていくことが、これからの日本のラリーの発展につながるであろうということから話が進み、このような形になりました。今後ともよろしくお願いします」

続いて高桑理事が次のようにコメント。

「これは長年の夢でありまして、全国のラリー・オーガナイザー、そしてラリーを指導してこられた方々と一緒にひとつになって日本ラリーを高めていけたらと思っております。近年ラリージャパンの盛り上がり、そしてTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジも盛り上がっております。全日本ラリーについてもその格差の平均化も視野に活性化をしていきたいと思います」

このJGRの事業としては、ラリーの振興及び発展を促すための諸活動並びに事業、ラリーの安全な運営及び運営改善に関する諸活動並びに事業、その他当法人の目的を達成するために必要な事業となる。

JGRとして現時点でどういったことを問題点と捉えているのか、という質問に対し田畑代表理事は次のようにコメント。

「これから(ラリー、そしてラリー関連イベントを)発展させていくために、どんどんいろんなことをやっていこうとしても、それぞれのオーガナイザー側ではキャパを超えていて受け入れられない、ということも多々ある。そういう部分をこちらがサポートすることで、一緒に観客を集めるような活動をしていきたいと思っております」

JGRの活動はこれからの部分も多いが、観客がより集まってより楽しめ、国内ラリーがこれまで以上に盛り上がる仕組みづくりを整えてもらえることを期待したい。

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