所有経験もあるから、トラブルがあっても楽しめる
パーツを入手しにくいということは、トラブル発生時の対処法も重要だ。基本的に入手不可の製品に関しては、代用できる類似品を調べて、それらをネットオークションなどでくまなく探している。なお、入手後に起こった最初のトラブルは、東京から地元の北九州市までフェリーで輸送してもらった、愛車と初対面となるまさにその初日だった。
「車両が門司港に到着したので、それを引き上げて港から自宅まで向かう途中に止まってしまったのです。原因はダイナモ不良による充電不足。バッテリーが空っぽになってしまい、それで動かなくなりました。その時は娘に新品バッテリーを購入して来てもらい、とりあえずその新品バッテリーの電力のみで、なんとか家に辿り着いたのです」
ダイナモはパーツ入手が不可能だったため、専門店にお願いしてリビルド品で対応。しかし、復活するまでに1カ月ほどを擁し、せっかく手に入れた愛車もしばらくお預け状態だった。なお、他にもイグナイターや燃料ポンプ不良によるトラブルも経験。しかし、過去の経験があるため、ある程度コルトギャランGTOのことは理解済みだったので、トラブルなどに対する心配は少ないそうだ。多少不具合が出ようとも、40年以上前の青春時代に戻ることができるタイムマシーン。それが、山本さんのコルトギャランGTOなのだ。