キャデラックのラグジュアリーSUVがEVで登場
キャデラックは2025年のEVモデル新型「オプティック(OPTIQ)」を発表しました。次世代ユーザーのためのラグジュアリーエントリーモデルとして、「リリック」、「エスカレード 」、「セレスティック」、そして来年発表予定の「ヴィスティック」を含む、拡大するキャデラックのラインアップに加わります。オプティックはその目的と独自性をさらに際立たせるために、セグメントをリードするいくつかの機能を搭載してリリースされます。
スリリングかつ俊敏なパフォーマンス
キャデラック「オプティック」は、スポーツ感覚あふれる楽しいドライビング・エクスペリエンスに貢献するデュアルモーター全輪駆動を標準装備する。「リリック」より6インチ短いホイールベースが、よりスリリングかつ俊敏なパフォーマンスをドライバーにもたらす。その卓越した空力性能は、300マイル(約483km/キャデラック推定値)の航続距離を可能にする。
革新的な「アルティウム」プラットフォームと「アルティウム」ドライブ・ユニット、そして低燃費タイヤ(LRR)の採用も、このモデルの優れた航続距離に重要な役割を果たす。ベント付きリアスポイラー、ディフューザー、その他の造形要素など、いくつかの革新的なソリューションにより、印象的なSUVの車両デザインを損なうことなく、車両後方での空力性能の向上を実現した。
気になるパワーユニットは、85kWhのバッテリーパックと標準装備のデュアルモーター全輪駆動推進システムにより、最高出力は300ps、最大瞬間トルクは480Nm(キャデラック推定値)を発揮する。DC急速充電では約10分間で79マイル(約127km)の航続距離が追加可能となる。
オプティックは複数のドライブモードへの切り替えが可能で、シチュエーションに応じたモードをドライバーが選択することができる。日常的な運転に使用する「ツアー」、ドライビングの強化とステアリング操作の向上を図る「スポーツ」、ホイールのスピンを防止する「スノー アイス」、ブレーキ操作の応答性やステアリングフィールの向上などドライビング・エクスペリエンスをパーソナライズする「マイモード」から選択可能だ。
さらに、ドライバー制御のブレーキ機能である「リジェン・オン・デマンド 」を採用していることも特徴的だ。ドライバーがステアリングに装着された専用の感圧パドルで、オプティックを減速または停止させることが可能となる。ほかにも、あらゆる運転条件下で、アクセルペダルのみで車両を減速および停止させることができる「ワンペダルドライビング 」を採用している。このシステムではオプティックの前進運動エネルギーを電気に変換して、必要時に使用できるようバッテリーパックに蓄積することができる。そのため、よりエコな走りにも繋がるというわけだ。
ユニークなデザインのエクステリア
オプティックはキャデラックのEVラインアップにおいてもスポーティで若々しい個性を発揮している。洗練されたサーフェスとテクノロジーをシームレスに融合させたそのシルエットは、ファストバックスタイルの視覚的な軽快さと、キャデラック特有のクロスオーバーのスタイリングを見事に調和させている。大胆なプロポーションのホイールとタイヤも、このモデルのアスレチックなキャラクターとサイズ感を強調していて、大胆なエクステリアデザインとマッチしている。
キャデラックらしさを強調しているブラック・クリスタル・グリルは、キャデラックのバーティカル・シグネチャーデザインが採用されている。グリル内にはレーザー・エッチングされたパターンが施され、さりげないハイテク感を演出する。いっぽう、リアクオーターパネルのウインドウデザインは、キャデラック初の特有のパターンを施した音響ラミネートガラスを採用。このグラフィック・パターンはオプティックの随所に見られ、モンドリアンの紋章と調和して、キャデラックのクラシックなスタイリングを彷彿とさせる。