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ニュル24時間は予選日から超満員! 取材スタッフの胃袋を満たすメディアセンターのランチをご紹介【みどり独乙通信】

肉を焼く

ニュルブルクリンク24時間レースの醍醐味、バーベキュー!

予選日から場内は大盛りあがり!

ドイツ在住でモータースポーツを中心に取材活動する池ノ内みどりさん。ライフワークとなっている、世界一過酷と言われるニュルブルクリンク24時間レースを2024年も取材しました。金曜日に行われた予選日は、晴れ間も見えてパドックは賑わったそう。STIチームの様子など交えてリポートします。

メディアセンターでのランチも楽しみのひとつ

朝から小雨に加えて11℃という低気温のなか、ニュルブルクリンク24時間レースを取材するべくサーキットへ向かいました。

金曜日には3回目の予選が行われましたが、木曜日の予選1はドライから突然の大雨。予選2のナイトセッションはドライだったものの、路面コンディションは決して良いとはいえず、クラッシュするマシンが続出しました。メカニックのみなさんは金曜の予選3のために夜を徹して懸命に修復を続けたようです。

コースサイドをぐるりと囲むキャンパーのみなさんもいるのですが、連日の雨や寒さのなかでもギブアップせずに楽しんでおられます。それどころか、すでに金曜日の時点ですべてのノルドシュライフェのキャンプ場や駐車場が埋まってしまい、これ以上の入場が不可となってしまったほどの盛況ぶりです。

メディアセンターではここ数年、24時間レースのときには本格的なバリスタの方がいらっしゃるので、毎回おいしいカプチーノを頂けてシアワセ。しかし、1杯ずつ丁寧に入れてくださるだけに、行列ができますので急いでいるときには少々不便。なんて贅沢な悩みなのでしょうね。毎回ありがたく、おいしくいただいています。

金曜日のランチはお待ちかねのシュニッツェル(薄い豚カツ)とフリカデリ(ハンバーグ)です。そして、ドイツに欠かせないドリンク、「mezzo mix」(メーカーによりシュペッツィともいいます)! 簡単に言うと、コーラとファンタを割ったものなのですが、フシギな味ながら病みつきでファンも多いのですよ。ドイツ以外の国では売っていないというのもポイントで、私のヨーロッパ人の友人は、ドイツでしこたま購入していきます。

STIのピットはまるで日本にいるような雰囲気に

予選3が開始された直後、STIチームへお邪魔してみました。大勢のスタッフの方が揃い、真剣に予選の様子を見守ります。これだけの日本人が揃うと、ここはまるで日本? と勘違いするほど。STIのウェブサイトで決勝レースのライブ中継レポーターを務める井澤エイミーさんのお姿もお見かけしました。日本チームを代表するSTIの88号車SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024は予選総合43位、クラス1位で予選3を終えました。

夕方に行われたトップ予選の頃には青空が広がり、やっと待ち望んでいた太陽がニュルを照らしました。ドライになった午後からはパドックにも大勢のファンが押し寄せて、歩くのも大変です。

トップ予選を制して第52回大会のポールポジションを見事獲得したのは、若干22歳のドイツ人、マックス・ヘッセの駆るBMW M チームRMGの72号車M4 GT3。それに続いたのはマンタイレーシングの911号車ポルシェ911 GT3 R、シェラー・スポーツ PHXのアウディR8 LMS GT3 Evo IIという順です。

金曜日のメディアセンターでの晩御飯は、数量限定でカリーヴルスト(焼いたソーセージもあったそうなのですが、出遅れてありつけず)。そしてシュニッツェルとサラダを頂きましたよ。

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