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海外タイヤ「アンタレス」が日本上陸! トレッドデザインは見た目だけ? いいえ、国内でテストを重ねた「日本仕様」スポーツラジアルです

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • サーキットが多くスポーツ走行も盛んな東北だけに、ハイグリップタイヤに対する注目度は高い。すでに履いているユーザーも見かける
  • やはり目玉は「ブリックRS」だ。スポーツランドSUGOで行われる「東北ナンバーワン決定戦」にも賞品でタイヤを協賛している
  • 曲線を基調としたデザインはドレスアップにも最適だ。マシンを手足のように操るコントロール性は、D1やフォーミュラDで実証積み
  • サイドウォールの強度と剛性もこだわったポイント。高速域からのブレーキングでもたわみが少なく、優れた操縦安定性を体感できる
  • グリップやコントロール性はもちろん、価格やライフもタイヤ選びの重要なポイント。ブリックRSはそれらのバランスにも優れている。
  • スタンダードに位置付けする「インジェンスA1」も展示した。グリップ/コントロール性/低ノイズなどをバランスさせた万能タイヤ
  • ブースに展示したボルトオンターボでパワーアップしたトヨタ86は、ブリックRSを開発した車両の1台だ。サイズは前後ともに225/40R17
  • 接地面積を増やしつつ溝のデザインを最適化し、高い排水性も備えた先進的なトレッドパターン。一般道での静粛性も考慮したという

サーキット走行を楽しむユーザー必見の新タイヤ「アンタレス ブリックRS」

スポーツラジアルは世界各国で数えきれないほどのタイヤが販売され、群雄割拠の様相を呈しているカテゴリーです。そんな中、新たに日本上陸した「アンタレス ブリックRS」は、国内のモータースポーツカテゴリーでテストを重ねて「日本仕様」というべきスペックを実現。バランスの良い性能とコストパフォーマンスが自慢だといいます。はたしてどんなタイヤなのでしょうか。

D1など国内カテゴリーで長くテストを重ねてきた

2024年4月27~28日に夢メッセみやぎで開催された東北カスタムカーショー。会場でスポーツカー好きから熱い視線を浴びていたのが、新たに日本へ上陸したタイヤメーカー「アンタレス(Antares)」だ。

輸入元である仙台市の企業エフジェイアイは長年にわたり海外製タイヤを取り扱っているが、昨今の材料費や燃料費の高騰を受け「もっと安価に提供できるタイヤはないか」と考えた。今までの業務で培ったネットワークを駆使し、ようやく出会ったのがアンタレスだったという。

とはいえ日本では韓国や台湾から中国に東南アジアまで、数え切れないほど多くの海外製タイヤが販売されており、とくにスポーツラジアルに関しては群雄割拠というべき状況。それだけにユーザーの目も厳しく、生半可なタイヤでは勝負にならない。

アンタレスが主力としている銘柄は「ブリックRS(Blitzk RS)」で、優れたグリップ力やコントロール性のよさはもちろん、ライバルとの大きな違いは減り方のキレイさだという。

スポーツ走行はタイヤに一般道よりはるかに大きな負荷がかかり、トレッドが短時間でボロボロになってしまうことも珍しくない。そんなコンディションでは本来の性能を発揮するどころか、振動が発生したりハンドルを取られる可能性も十分にあり、残量があるにもかかわらず買い替えざるを得なくなるのだ。それはユーザーにとって経済的に厳しく、環境面においてもエコロジーと言い難い。

また海外と国内のサーキットでは舗装や気候が異なるため、日本の環境に合わせたタイヤを開発しなければならない。そこでD1を筆頭に国内のカテゴリーで長くテストを重ね、サイズを含め「日本仕様」というべきタイヤを作り上げた。

17~18インチを軸に今後サイズを拡大していく予定

サーキットにストリートといった走行ステージ、ドライやウエットなど路面に関係なくグリップし、かつコントローラブルで安心してアタックできる。そのうえ最後まで使える経済性を備えており、価格もかなり抑えることに成功したと太鼓判を押す。

サイズは需要が多い17~18インチを優先して展開するが、軽自動車や小型車用の14~16インチも拡大していく予定。またアンタレスのブランドではスポーツ系のブリックRS以外にも、スタンダード/ラグジュアリー/スタッドレス/SUV/商用車と、あらゆるカテゴリーのタイヤをリーズナブルな価格で提供している。現時点ではインターネットの通信販売が多いが、取扱店はどんどん拡大していくので期待しよう。今年のサーキットは「アンタレス ブリックRS」を要チェックだ!

■アンタレス
https://antarestire.jp

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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