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ダイハツ「ミゼット」のオーナーは仕事も趣味もダイハツひと筋!「コンパーノ」を30台も所有する有名コレクターでした

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 1965年式のダイハツ ミゼット(MP5型)とオーナーの大橋良一さん
  • ダイハツ ミゼット:1957年に初のミゼット(DK/DS型)が誕生。大橋さんの愛車は、ボディ全体の形状はキャビン、荷台などを大型化したMP5型となる
  • ダイハツ ミゼット:ヘッドライトはサイズを確認し、現在入手可能な製品で代用。ミラーもオートバイ用を流用している
  • ダイハツ ミゼット:自社一貫での大量生産による低価格の実現、戦前から続く自動車メーカーとしての品質の信頼度、全国ディーラー網の充実、ローン購入など、現在のダイハツの基盤となったシステムは、このミゼットからはじまったのだ
  • ダイハツ ミゼット:リアホイールは旧車乗りに大人気のSSR スピードスター マークI。ハブはそのままで、オフセットをずらしてセンター出ししている
  • ダイハツ ミゼット:ハンドルセンターにダイハツのロゴが見えるが、ミゼット用ではなく他車種からの流用
  • ダイハツ ミゼット:エアコンもヒーターも装備されていないが、ちょっとしたドライブで退屈しないようにカーステレオを装備
  • ダイハツ ミゼット:少しずつ収集をはじめたミゼットコレクション。どんどん増える一方だ
  • ダイハツ ミゼット:歴代のダイハツロゴがプリントされたタオルなど、マニアが喜ぶグッズもたくさん展示されていた
  • 現在では働くクルマの代表格として軽トラックの存在があるが、その軽トラックが登場する以前に活躍していたのが、この軽オート三輪というカテゴリーだったのだ
  • ダイハツ ミゼット:後部にヒンジが付いているため、前方から開口するスタイル
  • ダイハツ ミゼット:フロントフェンダーとヘッドライト一体型デザインが可愛らしい
  • ダイハツ ミゼット:左右のドアを開口するとこのような雰囲気に。ヘッドライトとフロントフェンダーのバランスが鳥類のようで、とても可愛らしく見える

クラシックカー界隈では有名なコレクター

クラシックカーイベントで、ダイハツ「ミゼット」の車内にびっしりと並べられたミニカーやグッズの数々を発見。この収集ぶりはただ者ではないと思い、オーナーである大橋良一さんに声をかけてみました。どんな「ミゼット」愛を聞かせてもらえるのかと楽しみにしていたら、なんとクラシックカー界隈では有名な、ダイハツ「コンパーノ べルリーナ」と「コンパーノ スパイダー」のコレクターでした。

仕事も趣味もダイハツひと筋

2023年11月19日に熊本県宇城市三角町で開催された「第8回オールドカーフェスティバルinみすみ2023」でダイハツ「ミゼット」を発見。使用感があり傷やサビなどはあるものの、大切に保管されているであろうことは容易に想像がついた。ところが、実際にお話しした大橋さんは予想を遥かに超えたレベルのダイハツマニアの方だったのだ。

「18歳から現在まで、ダイハツでサービスアドバイザーをしています。最初にコンソルテに乗って、シャレード ターボ(G11型)、コンパーノ ベルリーナ、そしてそのスパイダーと、とにかくダイハツ車ばかり乗ってきました」

そういって見せてくれたのは、10数年前に取材を受けたという某クラシックカー雑誌だった。そこに写るのはたくさんの「コンパーノ ベルリーナ」と「コンパーノ スパイダー」とともに、笑顔の大橋さんだった。当時の時点で所有台数は20台以上。現在は、部品取りも含めて30台以上を所有しているそうで、ご自身いわく「この2車種に関しては所有台数日本一のはず」というレベルのコレクターだったのだ。

大橋さんは、今までミゼットの所有歴はなかった。ダイハツの歴史を紐解くと、4輪事業に特化する前の過渡期を支えたのが1930年に登場した1号車「HA型」から始まる三輪自動車であり、1957年に登場したミゼットが大ヒットしたことで、その後のダイハツが進む道を作ったと言っても過言ではない重要車種。

そんなミゼットが、某雑誌の売買欄で部品取り車とともに合計3台まとめて出品されていたのを発見。しかも、たまたま同じ熊本県内からの出品だったことから、その車両を譲り受けることになったのだそうだ。

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