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幻の「ピスタチオ・フェスティバル」復活希望! モハヴェ砂漠は見どころだらけでフォトジェニックです【ルート66旅_55】

幻の「ピスタチオ・フェスティバル」復活希望! モハヴェ砂漠は見どころだらけでフォトジェニックです【ルート66旅_55】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 現在はクルマの性能がよくなり立ち往生する心配も減ったが、昔は西を目指す人々にとってモハヴェ砂漠が最後の難関だったのだろう
  • 集落でもインターステートの出入口が近いわけでもない、辺鄙としかいいようのない場所にある廃屋。いったい何の店だったのだろう
  • 落書きで埋め尽くされた壁はテキサスの名所キャデラック・ランチを思い出す。もっとも向こうは「推奨」で、こちらは単なるイタズラ
  • 最近はスマホ頼りだが以前はポータブルのGPSナビを使っていた。ルート66ではなくナショナル・トレイルズ・ハイウェイと表記
  • 線路の盛り土に残された小石を並べたメッセージ。これはわざわざ青に塗装してから並べたようだ。手間をかけた割に単語はピンチ?
  • 何カ所かある踏切。めったに止められることはないが、通過する列車はとにかく長く遅いので、10分近いタイムロスになる場合もある
  • ピスタチオ・フェスティバルの会場と思われる空き地。サルーン(酒場)やジェイル(牢獄)などと書かれたブースは屋台だろうか?
  • いつか絶対に来たかったピスタチオ・フェスティバル。残念ながらウェブサイトも消えてしまったようだ。いつの日か復活して欲しい
  • 牧場か何かのビルボードだろうか。初めて見つけたときから不思議と気に入り、前を走るたびクルマを停めて撮影している
  • 無数のボトルによるアート作品。いろいろと話を聞いてみたく何度か訪問してみたけど、不在が多いようで一度もお会いできたことがない
  • 右の「TIPS」が寄付金を入れるドネーション・ボックスだ。ここに限らず無料の施設ではいくらか入れるのがマナーだと心得るべし
  • アンボイ・クレーターと下に見えるのは流れ出した溶岩。メテオ・シティは隕石が衝突した跡だけどこちらは大昔の火山が噴火した跡
  • ラドロウ・カフェの横にあるガスステーション跡。現在も営業中の店舗はルート66を挟んだ反対側にある。なおモーテルもすぐ隣だ
  • 砂漠もたまには豪雨に見舞われる。このときはルート66に架かる橋が流されたらしく、かなり長い間にわたって部分的に通行止めだった
  • このエリアは大きなロードサインがあちこちに描かれている。一本道で見晴らしがいいため道路に寝転んで自撮りする旅人もよく見る

ルート66ファンならモハヴェ砂漠は下道で走破すべし!

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。イリノイ州シカゴから西に向かい、ついに最西端のカリフォルニア州に突入しました。モハヴェ砂漠は超有名スポットだけでなく、細かいけれど必見のポイントも数多く存在します。今回はオススメ名所を厳選して紹介します。

1万年前の噴火口を「お鉢巡り」トレイル

カリフォルニア州に入って最初の街ニードルスから、次の大きな街であるバーストーまではおよそ150マイル(約240km)。いくら広大なモハヴェ砂漠を突っ切るといえど、インターステートを使えばたったの2時間だ。でもルート66ファンなら倍の時間がかかっても、下道で走破しなきゃ充実度は半減どころじゃない。なにしろこの区間には前々回のロイズ・モーテル&カフェ、また前回のバグダッド・カフェ以外にも見逃せない名所がたくさんある。

ひとつめは次こそトレッキングすると決めている、約1万年前の噴火口であるアンボイ・クレーターだ。ロイズ・モーテル&カフェのすぐ近くに位置しており、標高はわずか300m弱だが周囲が平坦なだけに遠くからでも目立つ。駐車場からほんの少し歩けば展望台が整備されており、火口の遠景と固まった溶岩を見るだけならそれで済むが、そこで会った人に聞いたところ火口の外周をぐるっと回る、富士山などでもお馴染みのお鉢巡りができるとのこと。ゆっくり歩いても2~3時間だし勾配は緩やか、おまけに道に迷う可能性も少ないので安心だ。

線路の盛り土には時おり哲学者が降臨?

次は街でもなんでもない僻地にポツンとひとつだけ残された廃墟。作りから想像するに住居ではなく店舗だったと思われるが、こんな場所で商売をしようと考えた意図を聞いてみたい。なお現在はお約束の落書きと大量のゴミが捨てられているので、立ち入るときは割れたビンなどを踏まないよう要注意だ。

アンボイより東のエリアでよく見る風景は、線路の盛り土に小石で書かれたメッセージ。ぶっちゃけ廃墟の落書きと大差ない内容も多いけど、ごく稀に哲学的な格言があったりするのが面白い。

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