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幻の「ピスタチオ・フェスティバル」復活希望! モハヴェ砂漠は見どころだらけでフォトジェニックです【ルート66旅_55】

幻の「ピスタチオ・フェスティバル」復活希望! モハヴェ砂漠は見どころだらけでフォトジェニックです【ルート66旅_55】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

文字どおり辺鄙な地にあるモーテル&ダイナーも要チェック

続いてはバグダッド・カフェから30マイル(約48km)ほど東にある、ラドロウという名の街とも呼べない集落。田舎によくある非法人地域で人口は10人にも満たないレベルながら、モーテル/ダイナー/ガスステーションの3点セットに加え、ファストフード店の「デイリークイーン」や小さな空港まである。今回のように東からルート66を走るときはニードルス、西からのときはバグダッド・カフェで食事をするため、恥ずかしながらまだ一度も立ち寄ったことがないのだ。評価サイトの口コミも決して悪くないようだし、今度はラドロウに泊まるのもいいかもしれない。

そういえばバグダッド・カフェがあるニューベリー・スプリングスには、11月1週目の土曜に行われる「ピスタチオ・フェスティバル」の看板があった。酒のツマミにピスタチオが欠かせない私としては非常に気になるが、開催する時期に渡米できないままウェブサイトが消えてしまった。アメリカもコロナ禍で多くのイベントが打ち切られており、密とは無縁に思える砂漠の真ん中も例外ではなかった模様。

ボトルで作ったアート作品も必見

最後はバーストーを飛び越えるが、ボトル・ツリー・ランチを紹介したい。新しめといっても今世紀に入ってからの話だが、昔の写真集には載っていない新しめのスポット。エルマー・ロングという人物が自身の土地に作ったアート作品で、名前のとおり無数のボトルが木のようにディスプレイされている。ボトルだけに限らず道路標識やクルマの部品、本物かどうか不明な動物の骨などを組み合わせ、訪れた人の目を楽しませてくれるのだ。

入場は無料だけど作品の製作や維持には当然ながらお金が必要。入ってすぐのところにドネーション・ボックスがあるので、旅の記憶をいただいた対価として寄付を忘れないようにしたい。

* * *

以上のように小さいながらも見逃せないスポットが多く、交通量が少なくロードサインと一緒の写真も撮りやすい、ナショナル・トレイルズ・ハイウェイとも呼ばれるルート66。便利なインターステートが完成して何十年と過ぎた現在も、このマザー・ロードの道を走るため訪れるファンは世界中にいるのだ。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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