クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 働くトヨタ「サクシード」が本気のサーキット仕様に変身! ターボ換装で普段の仕事でも大活躍してくれそう!?
CUSTOM
share:

働くトヨタ「サクシード」が本気のサーキット仕様に変身! ターボ換装で普段の仕事でも大活躍してくれそう!?

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • ターボと高回転の多用でエンジンルームには熱が籠る。ボンネットにダクトを埋め込み効率よく放出することも立派なチューニングだ
  • フロントバンパーから顔を覗かせる前置きインタークーラー。吸気温度を下げ安定したパワーを発揮させる。見た目の迫力も捨て難い
  • エアクリーナーにストラットタワーバー、ブレーキはマスターシリンダーストッパーも装着。やるべき点はスポーツカーと変わらない
  • ラジエターの容量アップで水温対策。エンジンの致命的なオーバーヒートを回避し、安心してサーキット走行を楽しむための秘訣だ
  • オイルキャッチタンクの装着はサーキットを走るうえでのマナー。他のドライバーを危険に巻き込まないためにも見習うべきカスタム
  • 純正を加工したオリジナルのビッグスロットルも人気。吸気量を増やしエアクリーナーとマフラーの性能をより引き出すことができる
  • 保安基準に適合したオリジナルマフラー。メインパイプはφ50.8mmのステンレス製、テール部分はチタン製でドレスアップにも貢献する
  • 街乗りからワインディング、サーキットまで対応するオリジナル車高調。フロントにはキャンバー調整式ピロアッパーマウントも装備
  • ローダウン時に発生する突き上げを解消してくれる、シリコン製のリアバンプストッパー。好きな高さにカットしてセッティングも可能だ
  • 操作系にこだわったインテリア。フルバケットシートに4点式シートベルトで、サーキットの強い横Gから身体を確実にサポートする
  • タイヤはポテンザRE-71RSを履く。路面コンディションを問わない高いグリップが魅力。サイズは前後ともに205/45-16で揃えた
  • 排気量は変わらずエンジン型式も同一なので、ターボ化しても公認車検の手間と費用がいらないのも魅力だ。パワーも必要にして十分
  • できるだけボディを軽くするため、ベース車両は前後ともパワーウインドウのないDXがオススメ。走行距離は12万km以下が目安だ

ハイエースの匠が作るサーキット仕様「プロサク」

トヨタの「プロボックス」/「サクシード」といえば一部で「公道最速伝説」も囁かれる営業バンの定番ですが、その真なるポテンシャルをサーキットで解放すべく、「ハイエース」の匠がチューニングパーツを製作してしまいました。本気で走り込んで開発したという驚異のスペックを紹介します。

ターボ化したエンジンは扱いやすい150馬力

2024年4月26~27日に夢メッセみやぎで開催された東北カスタムカーショー2024。地元の宮城県からも多くのプロショップが出展し、会場を訪れたギャラリーの目を楽しませてくれた。そのひとつが多賀城市にある「ティークライム(T-CRIMB)」で、トヨタ「ハイエース」のカスタムで全国に名を知られている。

もうひとつの柱として掲げるトヨタ「プロボックス」/「サクシード」は、意外なことに本格的なサーキット向けのチューニングだ。代表の進藤さんはドラッグレースやサンデーレースで活躍したドライバーであり、走りの技術だけではなくクルマ作りやセッティングのデータも膨大に有している。それらを注ぎ込んで自らが楽しむために作り上げ、ユーザーへも提案するのがデモカーのサクシードだ。

以前はNAのメカチューンやスーパーチャージャーも試したが、NAはボディが軽くないだけに劇的な速さを得ることが難しく、スーパーチャージャーは社外のキットが絶版となり手に入りにくい。その点ターボならコストパフォーマンスに優れており、パワーやトルクの向上もノーマルとはケタ違いなのだ。デモカーは「シエンタ」のエンジンをベースにターボ化させ、扱いやすくノーマル感覚の150psに抑えている。

テストに持ち込んだスポーツランドSUGOではブーストが0.3kg/cm2しかかからない状態でも、排気量やラジアルタイヤといったスペックを考えれば上々といえる1分43秒台をマークした。本調子になりサスペンションやECUのセットアップが熟成されれば、SUGOでひとつの基準となる100秒切り、つまり1分40秒も十分に見込めるだろう。

12

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS