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29年所有する「ディフェンダー90」を父から息子へ。ソフトトップの激レアランドローバーを維持するため、自動車整備と溶接の資格も取得ずみ

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • ランドローバー ディフェンダー90:アメリカに輸出された数少ない1995年式ディフェンダーのソフトトップモデル
  • ランドローバー ディフェンダー90:ソフトトップを装着した左ハンドル仕様車
  • ランドローバー ディフェンダー90:ソフトトップをオープンにすると開放感抜群だ
  • ランドローバー ディフェンダー90:頑丈な鍵付きのセンターコンソールボックス
  • ランドローバー ディフェンダー90:3.9L V8に5速マニュアルを組み合わせる
  • ランドローバー ディフェンダー90:ボンネットのワンポイントとスペアタイヤがワイルドだ
  • ランドローバー ディフェンダー90:ワイルドなリアスタイル
  • ランドローバー ディフェンダー90:極太のロールバーが備わる
  • ランドローバー ディフェンダー90:ボンネットもカスタムしたわけではなく、この状態で販売されたとのこと
  • ランドローバー ディフェンダー90:息子の岳人さんは今年免許を取得したばかりなので、初心者マークが貼ってある
  • ランドローバー ディフェンダー90:ルーフにはビキニトップのようなソフトトップが備わる
  • ランドローバー ディフェンダー90:ワイルドなスタイルとなっているドアノブ
  • ランドローバー ディフェンダー90:足まわりはフロント3インチ、リア2インチのリフトアップを施している
  • ランドローバー ディフェンダー90と、オーナーの船山さん親子
  • ランドローバー ディフェンダー90:フロントにはゴツいARB社製のバンパーが装着されている

ゴツいロールバーが装着されたソフトトップ車は左ハンドルの北米仕様

北米向けにリリースされたソフトトップバージョンのランドローバー「ディフェンダー90」を所有するのは船山さん。アメリカでも数少ないソフトトップ仕様の中でも、さらにアメリカ国外に再輸出されたものとなると激レアな存在です。そんなディフェンダーをどういう経緯で手に入れることになったのでしょうか。

ソフトトップ仕様で販売された世界的に見ても珍しい1台

2024年4月20日に埼玉県のサイボク内特設会場で開催された「Defender Collection Owners Meeting」の会場には、約50台の新旧ランドローバー「ディフェンダー」が集結した。そんな中で気になったのが、ソフトトップを装着した左ハンドルのディフェンダー90だ。

ディフェンダーは90、110、130インチの3種類のホイールベースがあり、それぞれにステーションワゴンやピックアップといったボディバリエーションが存在する。今回紹介するのは90をベースに極太のロールバーが備わり、ルーフにはビキニトップのようなソフトトップが備わる車両だ。聞けばカスタムされたわけではなく、この状態で販売されたとのこと。オーナーは親子で参加の船山さん。詳しくお話を聞いてみた。

アメリカでも数少ないソフトトップのさらに日本に再輸出された貴重な1台

このクルマはアメリカに輸出された数少ない1995年式ディフェンダーのソフトトップモデルだそうで、新古車を半年後に入手して以来、29年間所有しているそうだ。

お父さんの雅人さんいわく、NAS(北米向け)90ソフトトップは1994年、1995年、そして1997年の3年間に約5000台が販売され、そのうち約130台がアメリカ国外に再輸出された。さらにその中で日本に上陸しているのは5台程度では、とのこと。また1994年と1995年は3.9L V8に5速マニュアルの組み合わせ、1997年は4L V8にATの組み合わせとなるそう。当然1995年式のこのクルマは3.9L V8に5速マニュアルの組み合わせとなる。いずれにせよ、日本だけでなく世界的に見ても希少車であることは間違いなさそうだ。

父から息子へ受け継がれる船山家のディフェンダー

雅人さんはかつてトライアル競技にも参加経験があるそうで、フロントにはゴツいARB社製のバンパーが装着されている。また足まわりもフロント3インチ、リア2インチのリフトアップを施しているが、実際にはV8エンジンとバンパーの重量のせいで、フロントも2インチ程度しか車高は上がらず、逆にリアはソフトトップのおかげでハードトップ車両より車高は上がるため、前後のバランスはちょうど良い具合となっている。

じつは息子の岳人さんは今年免許を取得したばかり。さらにこのクルマに長く乗るために、自動車整備と溶接の資格を取得。さっそく父から譲り受けてこのディフェンダーのハンドルを握りはじめたところだという。

「自分も散々このクルマで楽しんだので、これからは息子に長く乗ってもらいたいですね」

と父の雅人さんは語ってくれた。

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