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【10台限定】構想から50年以上を経てロータス「Type66」がついに完成! ヴィラ・デステの公式パレードに初招待され、チャップマンの息子がドライブしました

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Lotus Cars

  • コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステの公式パレードにロータスで初招待された「Type66」
  • ロータス Type66:構想から50年以上の時を経て完成された
  • ロータス Type66:パレードでType66をドライブしたのはクライヴ・チャップマン
  • ロータス Type66:50年以上前にデザインされたこの象徴的なモデルがついにヨーロッパに姿を現した
  • ロータス Type66:最大出力は830hp/8800rpm、最大トルクは76kgm/7400rpmを発揮するV型8気筒エンジンを搭載する
  • ロータス Type66:わずか10台しか製造されない。これは、Type66が1970年シーズンに参戦したレースの総数を記念して選ばれた台数である

ロータス「Type66」、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで欧州デビューを飾る

2024年5月の最終週はロータスにとって記念すべき週末となりました。構想から50年以上の時を経て完成した「Type66」がイタリアを代表するコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでヨーロッパデビューを飾り、公式パレードで運転されました。ロータスが公式パレードに招待されたのは76年の歴史で初めてのことになります。このType66を見ていきましょう。

50年以上前にデザインされた象徴的なモデル

ロータスはイタリアのコモで世界的に有名なイベントに参加し、主役の座に就いた。 コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでの「Type66」の展示である。

クラシック・チーム・ロータスのマネージング・ディレクターであるクライブ・チャップマンと、ロータス・デザインチームとの素晴らしいコラボレーションにより、50年以上前にデザインされたこの象徴的なモデルがついにヨーロッパに姿を現した。ちなみにクライブ・チャップマンの両親は、ロータスの創設者コリン・チャップマンと彼の妻であり同じく共同創設者であったヘイゼルである。

今回製作されたType66のオリジナルは1960年代後半にデザインされたレースカーである。当時、北米のスポーツレーシングカーの最高峰カテゴリーとして始まったカンナム・レースシリーズへの参戦を視野に入れていたコリン・チャップマンは、チーム・ロータスのデザイナーであるジェフ・フェリスに、このエキサイティングなカテゴリーでブランドのデザイン原則をどのように適用できるかを探る「Type66プロジェクト」の立ち上げを任せた。しかし、チャップマンは当時F1に専念していたため、この革新的なプロジェクトは技術的な図面以上のものにはならなかった。

ブランドの輝かしい伝統とスポーツの遺産を称えるため、ロータスは最初のスケッチから53年後の昨年の2023年についにこのプロジェクトを実現させることを決定した。この「再発見され、再構築された」ロータスは、わずか10台しか製造されない。これは、Type66が1970年シーズンに参戦したレースの総数を記念して選ばれた台数である。

このType66は、2024年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで発表された。ヨーロッパでの初披露である。そしてヴィラ・デステの76年の歴史で初めてロータスは公式パレードに招待され、英国ブランドにとって歴史的な瞬間となった。

パレードでType66をドライブしたクライヴ・チャップマンは、

「2024年のコンコルソ・デレガンツァでType66をドライブするよう招待されたことは、本当に光栄なことだ。イベント期間中に “コーリンのカンナムカー”を披露し、世界で最もアイコニックなクルマのひとつとして認められたことは、チャップマン一家にとっても、ロータスにとっても特別な瞬間だった。Type66は、パフォーマンス・エンジニアリングにおけるロータスの革新が、現在と未来のラインアップにインスピレーションを与え続けていることの証明である」

と語っている。

AMWノミカタ

Type66の再生プロジェクトはロータスの創設75周年を記念して2023年のモントレー・カー・ウィークの中で発表された。

ロータス・アドバンスド・パフォーマンスのエグゼクティブディレクター、サイモン・レーン氏は

「視覚的な表現は、当時のものと驚くほど似ていますが、ロータスType66の技術と機械的な基盤は、今日の高度なレースパフォーマンスの最良のものを採用しています」

と当時語っている。事実ミッドシップに搭載されるエンジンは、アルミ鍛造のクランク、ロッド、ピストンを採用したV型8気筒ガソリンで最大出力は830hp/8800rpm、最大トルクは76kgm/7400rpmを発揮するという。公道を走ることはできないが、当時のレトロなデザインに現代のパワートレインを組み合わせたモデルを製造することは歴史のある自動車ブランドしかできない魅力的な取り組みであると感じる。

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