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ベントレーだと艶消し塗装は「サテン塗装」。15色の特注塗装は職人が55時間かけた手作業。塗料を吹き付けるだけでない驚きの工程とは

エクステリアのサテン塗装仕上げのラインアップを15色に拡大

サテン塗装仕上げのラインアップを拡大

ベントレーはこれまでもサテン塗装仕上げのマリナーオプションを提供してきましたが、新たにカラーバリエーションを加えることを発表し、ラインアップを15色に拡大します。クラシカルで控えめな色調から大胆でモダンな色調まで展開し、すべてのモデルで選択できるようになります。

職人が55時間をかけて手作業で仕上げる

ベントレーモーターズは、ベントレーをさらにパーソナライズしたいという顧客の要望に応え、エクステリアのサテン塗装仕上げのラインアップを15色に拡大した。クラシカルで控えめな色調から大胆でモダンな色調まで、多様な選択肢が用意され、ベントレーのすべてのモデルで選択できるようになる。

サテン塗装仕上げは特注塗装のため、エクセレンスセンターで職人の手作業で仕上げが施される。その作業には55時間を要し、クルマはまず光沢のあるグロスカラーの状態でエクセレンスセンターに届き、手作業でサンディング、洗浄、マスキング、そしてほこりが払われたあと、再び洗浄される。その後、クリアラッカーを手作業で2段階に塗ることで完璧で均一なサテン仕上げが完成する。

すべてのベントレー車と同様、各車両は製品品質チームによって検査され、顧客の期待以上の仕上がりになるよう保証される。将来的には2025年に完成予定の最新鋭の塗装工場で行われる予定だ。

2023年はマリナーオプションの受注が記録的な年となり、カスタマーの75%が何かしらのマリナーオプションを選択したという。エクステリアとインテリアの多彩なオプションとともに、サテン塗装仕上げのラインアップの拡大により、エレガントな美しさを求める顧客も、よりダイナミックでモダンな外観を求めるカスタマーも、それぞれの個性を真に表現することができるようになる。

15色のサテン塗装仕上げに飽き足らない場合、マリナーの社内デザインチームによる完全オーダーメイドのサテンカラーを指定することも可能だ。

AMWノミカタ

サテンカラーはそもそも塗料として存在していて、他の塗料と同じくペイントしているだけかと思っていたが、サンディングして仕上げているとは初耳だった。これであれば15色と言わずラインアップしている全カラーでサテン仕上げが可能な気もするが、サテンらしい仕上がりやペイントそのものの品質を考えてこの数にしたのかもしれない。

新型「コンチネンタルGT」の発表も待たれるが、BEVモデルの発表も遅れていると耳にする。ラインアップが揃わない間に、いかに付加価値をつけたモデルを販売していくかが鍵となるのだろう。

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