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フェラーリの「ル・マン24時間」総合優勝はなんと10回! 跳ね馬の58年前の栄光の戦績を振り返りながら、2年連続優勝を祈りましょう

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TEXT: AMW  PHOTO: Ferrari N.V.

2000年代

これら29回のクラス優勝のうち、最も重要なもののいくつかは近年起こったものだ。2012年にFIA WECが始まって以来、マラネッロのマニュファクチャラーは8勝を挙げている。そのうちの2回は、LMGTE Proクラスでピエル・グイディとカラドがドライブしたフェラーリ「488GTE」によるものだった。彼らは2019年にコート・ルドガーとともに勝利し、2年後にはダニエル・セラとマシンを共有した。2021年、フェラーリはニクラス・ニールセン、アレッシオ・ロベラ、フランソワ・ペロードがクルーとなった488GTEでLMGTE Amでも優勝している。

ル・マン24時間レースでの総合優勝の歴史

1949年:フェラーリ 166 MM / L. チネッティ、ロード・セルズドン
1954年:フェラーリ 375プラス/J.F.ゴンザレス、M.トランティニャン
1958年:フェラーリ 250テスタロッサ/P.ヒル、O.ジャンデビアン
1960年:フェラーリ 250テスタロッサ/O.ジャンデビアン、P.フレール
1961年:フェラーリ 250テスタロッサ/O.ジャンデビアン、P.ヒル
1962年:フェラーリ 330 TR/O. ジャンデビアン、P. ヒル
1963年:フェラーリ 250 P/L. バンディーニ、L. スカルフィオッティ
1964年:フェラーリ 275 P/J. ギシェ、N. ヴァカレッラ
1965年:フェラーリ 250 LM/J. リント、M. グレゴリー
2023年:フェラーリ 499P/A. ピエル・グイディ、J. カラド、A. ジョヴィナッツィ

AMWノミカタ

昨年のフェラーリのLMHクラスへの参戦と、総合優勝という結果はファンにとっては待ちわびていた瞬間であったであろう。しかもル・マン100周年を迎える年にこのような結果を残せたのはフェラーリにとっても記念すべき喜ばしい出来事だったと思う。これまで5連覇していたトヨタを打ち破ったことで、このクラスが再び面白いものとなったと感じた人も多くいただろう。今年はこれまで参戦していたメーカーに加え、同じイタリアのランボルギーニがハイパーカークラスに参戦する。

2024年6月15〜16日はイタリアだけでなくBMWやポルシェなどのドイツのブランドも加わり、ブランドの威信をかけた戦いから目が離せないエキサイティングな週末となるのは間違いない。

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