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メディアセンターでの至福の時間はエクレアとコーヒーで。ベルギーの町のパン屋のエクレアが昭和な味でオススメです【みどり独乙通信】

かわいいスイーツ

ベルギーはケーキもめちゃくちゃおいしい!

ドイツとは違うベルギーのスイーツを楽しむ

欧州のモータースポーツを中心に取材している、ドイツ在住の池ノ内みどりさん。愛車のBMW「M240i xDriveカブリオレ」で、日々東奔西走しています。今回は、WEC(世界耐久選手権)の取材のため、ベルギーを訪れたときの続編です。現地のグルメを楽しむのは出張の醍醐味ですが、お気に入りのスイーツがあるそう。訪れたら必ず買うというスイーツとは?

田舎町の何気ない普通のエクレアが美味!

WEC(世界耐久選手権)の取材で、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットへ行った時の続きです。ベルギーといえば、何を思い浮かべますか? チョコレート、ワッフル、ムール貝などでしょうか? 私の住む南ドイツからは片道約640kmとちょっと遠いのですが、年に2回ほどは取材に訪れる場所です。

あくまで私の勝手なイメージですが、ベルギーはドイツ・ルクセンブルグ・オランダ・フランスに隣接しており、それらのおいしいところをまとめた感じでフランスと並ぶ、もしくはそれを上まわる美食の国というイメージです。フランス料理に近いですが、それよりもあっさりしている気がします。また、パンやスイーツも非常においしく、ベルギーに行く度に帰りにパン屋さんやスーパーマーケットで購入する物は大体決まってきました。

その中でもエクレアはベルギー名物のひとつともいえるおやつで、ケーキ屋さんと一緒になっているパン屋さんへ寄って買います。なんなら、レースウィークに宿の近くのパン屋さんが空いていれば、パンと一緒におやつのエクレアを買ってサーキットに行きます。

村や小さな町にあるパン屋さんのエクレアは、都会の洗練されたものとは違い、昭和な感じ(?)の素朴なおいしさがあり、私は大好きなのです。メディアセンターのコーヒーマシンでコーヒーを淹れ、仕事中にエクレアを頬張るシアワセったら(笑)。ベルギーのメディア関係者に、またエクレアを食べてるのか! と笑われますけど、ドイツ人からは、それをどこで買ったの? と聞かれます。

ドイツにエクレアはないのか? そんなことはなく、ちょっとお高めのフランス風のケーキ・パン屋さんには売っているのですが、ベルギーの半分ほどのサイズで、倍近い価格とあり滅多に買うことはありません。日本ではスーパーやコンビニでもおいしいエクレアが安く手に入りますが、なかなかドイツではそうもいきません。

小さなパンもお気に入りの逸品

また、ベルギーにあってドイツにない「サンドイッチ」という種類のパンがあるのですが、日本でいうところのコッペパンに近い感じの小ぶりのパンです。ドイツにもホットドッグ用のパンは売っていますが、中がしっとりしたコッペパンのようなものはベルギーでしか見たことがありません。これも必ずドイツへ帰る際に買って帰ります。何も塗らなくてもおいしいのですが、バターやジャムなど色んなバリエーションで楽しんでいます。

スパ・フランコルシャンサーキット近郊の町であるマルメディは、スーパーマーケットが数軒立ち並ぶ、モータースポーツ関係者やファン御用達の町であり、飲食店も結構あって何かと便利です。レースウィークの帰りにはこの小さな町のスーパーやパン屋さんなどにちょっと寄って買い物をし、ベルギー名物の「フリッツ(ポテトフライ)」も必ず食べて、ドイツよりは随分と安いガソリンを満タン給油して帰路に着くというのがワンセットです(笑)。帰りのロングドライブの前、給油ついでに空気圧もチェックしての出発です。

このマルメディから私の自宅へ帰る方面のドイツ国境までは高速道路経由で約26kmと区間が短いため、クルマを停めて休憩できるエリアはあるものの飲食や給油ができるサービスエリアはなく、のどかな丘陵地を車窓より眺めながらあっという間にドイツ国内へ入ります。

しばらくは100km/h制限が続きますが、その後は制限速度が解除になりますので、それまでベルギー国内を120km/h制限で走っていたところを好きな速度で走れる解放感は、ドイツの特権ですね。とはいってもガソリン価格が高騰し過ぎて(300円/L以上)、以前ほど踏む機会が減ったのが残念です

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