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飲み会のあとに女性にタクシー代を渡すのは時代遅れ!? 悩ましい「御車代」問題の今と昔。バブル時代にはアッシー君を使う「頂き女子」も

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Photo AC

  • 夜の会食後、女性をタクシーで送る際にはいくら渡すのが妥当なのか悩ましいところだ
  • 夜の街では、万札を振りながらタクシーを探す輩がいたなんていうバブルならではの光景も見られた
  • 帰りに女性をタクシーで送るときにはいくら渡すのが妥当?
  • アッシー君なるものも存在したバブル期、足代事情は令和とは違って豪快だった
  • 令和の現代にはタクシーアプリなる便利なアイテムを活用することもひとつの手だ
  • バブル時代は万札を用意して渡すのがスタンダードだった?

タクシー代はいくらが妥当? 悩ましい「御車代」問題を解説

日本が好景気に湧いていたバブル期には、アッシー君なんていう言葉も流行り、男性が女性を送迎するのが当たり前でした。そして女性をタクシーで送る場合には、万札をさらりと手渡すのが当たり前だったそうなのですが……。令和となった今ではそんな景気の良い話はどこへやら。あらためて過去の「御車代」事情を振り返りながら、タクシー代はいくら渡すのがスマートなのかを解説します。

出すなら1万円札が基本!? というバブル時代

バブル時代、ディスコがハケたあとの深夜の六本木のタクシー争奪戦は今でも伝説に残る逸話である。六本木のゴトウ花屋の前あたり、あるいは今では廃墟っぽくなっているロアビル前あたりで、アルマーニスーツでキメ、万札を振りながらタクシーを探す輩がいたなんていうバブルならではの光景も見られた。

もっとも、万札を振っても、行き先は六本木から西麻布や赤坂のバーまで……という近距離乗車もあり、タクシー運転手さん泣かせではあったのだが、近距離お断りの運転手さんもいたと聞く。アルマーニスーツ男と香水の匂いムンムンのワンレンボディコン女性のお客さんを乗せ、バカ話で盛り上がる車内もまたバブルな空間・時間の延長であり。運転手さんはたまったもんじゃなかっただろう。

もちろん、男女1対1で近くのシティホテルに駆け込むお持ち帰り野郎こそ、その夜の成功者(性交者!?)だったかも知れないが、相手があとで不同意だった……なんて訴える空気などまずなかった、1980~1990年代初頭は、性に開放的な時代でもあったのかも知れない。

一方、ジェントルを気取って、あるいは相手によって、女子にタクシー代を渡し、さよならするケースもある。男性はブランドモノの長財布からさりげなくお札を渡すのだが、当時は、出すなら1万円札が基本。千円札10枚ではかさばるし、カッコ悪すぎる。自称、バブルの先端を走る男としては、そこでケチッたら、周りに何を言われるか分からないという計算もあったに違いない。そうした情報は、女子の遊び仲間同士の間では、あっという間に広がるものである。

アッシー君を呼んでタクシー代は懐に? バブル版「頂き女子」の秘技

ところで、当時の夜の六本木の花形女子が、東京在住とは限らない。「私、世田谷区に住んでいるの」とか言っても、じつは埼玉、千葉在住ということもある。あるバブル男が、たまたま5000円札を渡したら、一気に相手の顔が曇ったことがあるらしい。5000円ではどうにも払えないロングの距離に住んでいたからだと推測する。

もっとも強者だったのは、タクシー代1万円をもらいつつ、「少し歩いて帰るわ」とか言いつつ、ちょっと離れた場所にアッシー君(バブル時代に生息した彼氏ではない送り迎え専門の男)を呼んで、1万円をそのままいただく女子であった。六本木でのアッシー君の待機場所としては、ロアビル交差点から麻布十番に至る、真っ暗な鳥居坂、某有名女子校前あたりが定番だったようだ。

本命じゃない相手であれば、シティホテルに誘い、深夜のルームサービス、朝のルームサービスを頼むより、タクシー代の1万円は遥かに安上がり(?)でもあった……なんていう思考回路もバブル期ならではだろう。

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