令和はスマートに「タクシーアプリ」でさようなら?
さて、話を現代に移そう。親密な女子とディナーに行き、バーで会話が弾み、1杯やっているうちに夜も更けたため、タクシーで帰ることになった。自宅はまったく別方向。その場合、タクシー代を渡すべきだろうが、今はバブル時代じゃない。大盤振る舞いで1万円札を渡すのがこちらの懐事情によってはベストではないかも。
ここは、相手の居住地が分かっていれば、事前にタクシー代検索アプリで深夜料金を調べ、適切な金額を渡すのが、むしろジェントルではないだろうか。もちろん、3000~4000円なら5000円札、8000円~なら1万円札が妥当だが(1万円札と5000円札は常備のこと)。大切な相手なら、タクシーの会社名、ナンバーを写メしておくのを忘れずに。LINEで到着確認をしてもらえば安心である。相手も「心配して、大切にしてくれるのね」という印象を抱くはず。無論、タクシー代の受け取りを遠慮する相手なら、カッコつけて無理に渡す必要はない。それがちょっとした負担になることもありうるからだ。
もっとも、今はバブルの昭和じゃない。令和には「タクシーアプリ」という便利なものがある。タクシーを探すまでもなく、アプリでタクシーを呼んで、彼女だけ乗せ、見送るというのも(支払はこちらになる)、金銭の授受なしのじつにスマートで安心な方法ではないだろうか(信頼できる相手に限るが)。