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ロータスの前年同期比811%の急成長の理由とは? 2024年第1四半期は全世界で2194台を販売。中国で「エレトレ」と「エメヤ」が好調!?

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Lotus Cars

  • ロータスは、電気自動車を納車する顧客の急増をサポートするため、新たに2つの欧州での充電パートナーシップを発表した
  • ロータス初のフル電動SUVの「エレトレ」
  • ロータス エメヤ:ハイパースタンスと呼ばれる低重心設計に、アクティブ・エアロダイナミクス機能を装備
  • 2019年に発表されたロータス初となるBEVのハイパーカー、エヴァイヤ。開発ナンバーにちなみ、130台の限定生産となる
  • 最後の内燃機関モデルとなる、新世代ミッドシップスポーツのエミーラ
  • コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステの公式パレードにロータスで初招待された「Type66」
  • ロータス Type66:わずか10台しか製造されない。これは、Type66が1970年シーズンに参戦したレースの総数を記念して選ばれた台数である
  • ロータスは第1四半期に合計2194台を全世界で納車した
  • ロータス エレトレ:日本でも2023年9月にお披露目されたブランド初のSUVとなるBEVのエレトレ

ロータス、2024年第1四半期の決算を発表

ロータステクノロジー社は、2024年第1四半期の未監査決算を発表しました。第1四半期の総収益は前年同期比811%の成長を記録。さらに、チャップマン・ビスポーク・サービスを開始し、ロータス車のカスタマーに対してプレミアム・カスタマイズを提供することに成功したとレポートしています。

世界10以上のマーケットでエレトレの受注を開始

ロータステクノロジー社は2024年3月31日に終了した第1四半期の未監査決算を発表した。当四半期の総収益は1億7300万ドルで、前年同期比811%の成長、粗利益率は18%であった。

ロータスは第1四半期に合計2194台を全世界で納車した。中国では初の電動ハイパーグランドツアラーである「エメヤ」の納車を開始し、製品ポートフォリオを4モデルにさらに拡大した。また、英国で生産される同ブランドの内燃エンジンを搭載したスポーツカー、「エミーラ」の納車も年初に米国で開始された。

中国以外のグローバル市場は、第1四半期の納車台数の75%以上を占め、第1四半期には中東、アジア、アメリカ大陸の10以上のマーケットでSUVモデルの「エレトレ」の受注を開始している。そしてロータスは、第3四半期にエメヤの販売を新しいマーケットに拡大する予定とのことだ。

AMWノミカタ

ロータスの今年の第1四半期の販売台数が2194台と発表された。成長率は台数ベースで+731%となり激増したように見えるが、2023年の同四半期の販売台数の268台という数字がイレギュラーだったと言っても良いだろう。昨年1年間のロータスの販売総数は6970台だったため、第1四半期の実績を単純に4倍すると通年でも25%程度昨年を上回る結果を残すことになる。

第1四半期の販売比率を見ると、エメヤ、エレトレのライフスタイルモデルとエミーラ、エヴァイヤのスポーツカーの比率がほぼ同数である。ロータスはやはりスポーツカーの印象が強いが、もはや半数がライフスタイルモデルになっていることに驚く。国別・モデル別の販売台数は公開されていないが、中国はおおよそ25%の販売シェアがあり、エメヤの販売を開始したことから、このモデルが数字を押し上げていると推測できる。

後半はエメヤのマーケットを拡大してゆくと宣言しているので、ロータスがどのように生まれ変わってゆくのか楽しみである。

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