ユーザー投票1位に輝いた力作は伊達じゃない
ブラック&レッドのド派手なボディのホンダ「ステップワゴン」。2023年に開催された「スーパーカーニバルリアル」のドレスアップコンテストでユーザー投票1位に輝いた車両です。ショップに頼ることなく完全オリジナルで仕上げたという力作の全貌をみていきましょう。
進化するための失敗なら何度でも! 完全オリジナルのステップワゴン
雑誌『WAGONIST』2022年9月号の特集「スゴいヤツ見つけた」で、黒紅Styleを披露してくれた“ペぇ~♪”さん。今回は初参加の「スーパーカーニバルリアル2023 in 岐阜 powered by AUTO MESSE」にて、ユーザー投票による1位をゲットしたので改めてご紹介しよう。
とはいえ、DIYをモットーとする彼だけに、掲載後約1年が経った段階で何もイジっていないワケがなく、ヘッドライトはアラジン仕様に加工し、前期用から後期用を移植して進化した。さらにカラ割して網ステッカーやイカリング加工を施す。またプロジェクターをアラジンのキャラ、ジャファーに合わせてペイントも!
フロントバンパーもナンバー穴を埋めてスムージング。その周辺をレースのカーテンで覆い、上からクリアを噴き付けた。フェンダーも新たに購入して上から貼り付けるダミーダクトを一体加工してリアルダクトへと昇華させるなど、フロントまわりだけでもかなり変更されている。ボンネットのチェシャ猫はブラックライトを照らすと浮かび上がる特殊塗料で描いた逸品だ。
リアまわりに目を向けると、ウイングも純正をベースに、存在感を放つ大型ウイングとなるよう3度目のトライで完成させるなど、フルリメイクに近い進化を遂げていた。リアバンパーはTRDのアルファード用と無限をニコイチ。とはいえTRDは大きいので5分割したという。
細部まで唯一無二の独創性で勝負する
しかもそれだけで終わらず、さらにホイールも同型のステップリムに変更するためホイール自体をチェンジした。そのうえでスポーク部もステッカーから塗装に変え、サポートスポークは独創性を出すためエンボス加工を実施している。
インテリアも赤×黒でコーディネートし、ボディと同色でキメている。DIYとは思えないほどの綺麗な仕上がりとなっているが、キルトをカットしてステアリングやインパネなどに上から貼っているのだ。シートカバーはクラッツィオを装着している。
テールランプはコーリン製だが、赤×黒の設定がないため異なる組み合わせを購入して加工した。さらにバイク用ヘッドライトやエンボス加工を施し、リアスタイルも抜かりなく手が入れられている。
オーナーの“ペぇ~♪”さんは、「イベントではいつもコスプレをしています!」とのことで、愛車について次のようにコメントしてくれた。
「カスタムのことで一度もショップに入れたことのない、完全なオリジナル車両です」