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BMW新型「1シリーズ」の全容が判明! 垂直キドニーグリルと丸目4灯ヘッドライトの伝統を捨てた!? 第2世代FFモデルの走りはどうなる?

BMW新型「1シリーズ」の全容が判明! 垂直キドニーグリルと丸目4灯ヘッドライトの伝統を捨てた!? 第2世代FFモデルの走りはどうなる?

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TEXT: 依田隆之(YORITA Takayuki)  PHOTO: BMW

  • BMW M135 xDrive:一部が斜めのデザインを用いたキドニーグリルを採用
  • BMW M135 xDrive:長いボンネットや流れるようなルーフラインのデザインを採用
  • BMW M135 xDrive:4世代目モデルとなる新しい1シリーズ
  • BMW M135 xDrive:車両重量は1550kg
  • BMW M135 xDrive:リアバンパーやライトなどのデザインが変更された
  • BMW M135 xDrive:トランク容量は380L
  • BMW M135 xDrive:直列4気筒のMツインターボエンジンを搭載する
  • BMW M135 xDrive:タイヤサイズは225/45R18を履く
  • BMW M135 xDrive:LEDヘッドライトには、デイタイムランニングライトとターンインジケーターを装備する
  • BMW M135 xDrive:リアバンパーにはリフレクターとブラックのインサートを装備する
  • BMW M135 xDrive:Cピラーに刻まれた「1」のロゴ
  • BMW M135 xDrive:直列4気筒のMツインターボエンジンを搭載する
  • BMW M135 xDrive:新設計のシートは長距離ドライブでも高い快適性を提供する
  • BMW M135 xDrive:レザーフリーのインテリア
  • BMW M135 xDrive:インテリアにはMを象徴するカラーリングのステッチが施される
  • BMW M135 xDrive:20インチの曲面ディスプレイを採用
  • BMW M135 xDrive:ボディサイズは全長4361mm×全幅1800mm×全高1459mm
  • BMW M135 xDrive:物理ボタンは大幅に削減される
  • BMW M135 xDrive:ライプツィヒのBMWグループ工場で生産される

新型1シリーズが登場

BMWは2024年6月5日、新型「1シリーズ(F70)」を欧州で発表しました。4世代目モデルとなる 新しい1シリーズは、どのような系譜をたどってきたのでしょうか。BMWの歴史とともに振り返りつつ、日本導入が待ち遠しい新1シリーズの注目ポイントについて解説します。

アップデートの最大のポイントは、フロントマスク

BMW「1シリーズ」の4代目が発表された。新型1シリーズは登場から世代を経て、ひと言でいうなら正常進化したといえる様相だ。BMWといえばキドニーグリルと丸目4灯ヘッドライト、Cピラー下部がリバースカーブを描くデザイン(ホフマイスターキンク)という3つの要素を頑なに守っていたが、今やそれも新世代へと進化した。

そもそもキドニーグリルは背の高いラジエターをカバーするデザインで、ラジエターフードをセンターで支えるピラー、つまり柱が残り左右対称のフロントフェイスを作ったのがはじまり。これがライバルに対抗するBMWを象徴するデザインとなって、近代モデルにはブランドデザインとして取り入れているのだ。

丸目4灯ヘッドライトは、ボッシュやヘラなどの電装メーカーの汎用品を取り入れたのがはじまり。Cピラー下部がリバースカーブを描くデザインに関しては、冬の日照時間が短くなるドイツでなるべく太陽光を取り入れ、細いピラーをボディにしっかりと取り付けるための構造で、視界を広げる工夫が凝らされていた。

いうなればメーカーとしての苦渋の選択を逆手にとってBMWブランドとしてきたが、新世代の1シリーズでは垂直キドニーグリルの歴史的な常識を覆し、一部が斜めのデザインを用いた。ヘッドライトはディスチャージやLEDなどの普及で大きな反射レンズを必要とせず、すでに他のシリーズでも見られるように丸目とはいえなくなっている。

4代目の1シリーズは、プレスリリースの中で、そのような伝統などなかったかのように新しいフロントマスクとして解説される。その一方でCピラーのデザインは細いピラーでは横転に対してキャビンの安全性が確保できないと指摘された時代から太く強固になったものの、今回のプレスリリースでは久しぶりにこのデザインをホフマイスターキンクという古語を用いて解説する。これは唯一の伝統の継承といったところだろう。

>>>BMW LIFE vol.2を読みたい方はこちら

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