タウンユースとアウトドアを両立するマルチ軽キャンパー
キャンピングカーは普段使いの乗用車との2台所有が前提というのが以前の常識でしたが、近年、その考えは大きく変わり、日常使いを想定し、子どもの送り迎えやお買い物で便利に活躍する使いやすさに加え、アウトドア時にはキャンピングカーとして活躍するモデルが続々登場しています。そんな中で、今、最も注目を集めている市場が軽キャンパーです。
使い勝手の良さと価格の手頃さで人気
近年、軽キャンパーの進化はめざましく、主軸となっている軽バンをベースにベッドキットを組み込んだ手ごろな車中泊仕様から、キッチンや対面式ダイネットを備えた本格的なモデルまで、バリエーションも多種多様でめざましい発展を遂げている。その幅広いラインアップがあるからこそ、現在は自分のニーズ、ライフスタイルに合った1台を見つけ出すことができる市場にもなっている。
軽キャンパーのメリットは、車両価格や税金が安く、高価なイメージだったキャンピンクカーの購入費という問題も手の出しやすいラインまで下げることができる点である。また、ボディがコンパクトなことも大きなメリットで、車内のスペースは当然狭くなるが、市街地で取り回ししやすく、街乗りレベルであれば、装備も含めて必要にして十分に整えられた魅力を持つ。
高級感のあるハイエンドモデル
今回紹介するケイワークスの「エクスクルーシブ・ミニ ・バード」は、ダイハツ「アトレー」をベース車に、思い立ったらすぐにアウトドアな旅に出かけられるタウンユース+アウトドアなマルチ機能を備えたモデルである。
ケイワークスはトヨタ「ハイエース」ベースのバンコンシリーズを数多く手がけるメーカーとしても知られている。その作りは、見た目も高品質な家具を中心にインテリアデザインも含め、洗練されていることで知られている。便利に使える機能は装備していてあたり前、それに加えてオーナーが見た瞬間に感じるお洒落なデザイン、装飾による満足度を高める作り込み。そういう付加価値もすべてひっくるめてトータルコーディネートするのがケイワークスのうまさである。
ユーザーから好評の作り込みは、このエクスクルーシブ・ミニ・バードでも妥協することがない。むしろ、ベースがコンパクトな軽バンということで、いかに狭さを感じさせない室内にするか、そして充実の装備を搭載させるかという点では、さまざまな工夫を施している。