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マセラティ伝説の「MC12」のカラーリングが蘇る!「MC20」をベースとした「イコナ/レッジェンダ」の専用装備とは

マセラティ伝説の「MC12」のカラーリングが蘇る!「MC20」をベースとした「イコナ/レッジェンダ」の専用装備とは

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Maserati S.p.A.

  • マセラティ MC20イコナ
  • マセラティ MC20レッジェンダ
  • イコナはシルバー地にネロ/ブルーの軽量4ウェイモノコックレーシングシートとなる
  • レッジェンダはシルバー地にネロの軽量4ウェイモノコックレーシングシートとなる
  • ネットゥーノエンジンのカバーには「Leggenda. UNA DI 20」のバッジが付く
  • MC12ストラダーレをオマージュしたMC20イコナ
  • ネットゥーノエンジンのカバーには「Icona. UNA DI 20」のバッジが付く
  • MC12 GT1 ビタフォンをオマージュしたMC20レッジェンダ
  • MC20イコナとMC20レッジェンダ
  • FIA GT選手権で27勝を挙げ、スパ24時間レースで3回の優勝を果たした伝説のMC12の20周年を祝う特別モデルが登場
  • MC20イコナとMC20レッジェンダはそれぞれ20台の限定車

時代を超えたMC12の20周年を祝う特別シリーズを発表

2004年から2010年の間に、FIA GT選手権で27勝を挙げ、スパ24時間レースで3回の優勝を果たした伝説のマセラティ「MC12」の20周年を祝う特別モデルとして、2台の限定車「MC20イコナ」と「MC20レッジェンダ」が発表されました。それぞれ20台の限定モデルですが、当時の「MC12ストラダーレ」と「MC12 GT1ビタフォン」にインスパイアされた特別なカラーリングが施されます。この2台の限定車を見てみましょう。

20台限定で特別なカラーリングをまとう

37年間の離脱を経て2004年にモータースポーツの世界に復帰し、象徴的な勝利を収めた「MC12」の20周年を祝い、マセラティは「MC20イコナ」と「MC20レッジェンダ」という2つの特別シリーズを発表した。

20周年を迎えたMC12はまず公道仕様で登場し、その後GT選手権に参加することでマセラティのレース史上に重要な足跡を残した。そしてMC12は、その後に発表されたマセラティ「MC20」に大きなインスピレーションを与える。100%イタリア製のこの輝かしいモデルは、革新的なV6ネットゥーノエンジンを搭載した最初のモデルとして2020年にマセラティの新時代の幕開けを告げた。

今回発表された2つのMC20特別シリーズは、それぞれ20台限定で生産され、「MC12ストラダーレ」および「MC12 GT1ビタフォン」にインスパイアされた特別なカラーリングと専用装備を特徴としている。

MC12ストラダーレのカラーを踏襲したMC20イコナ

マセラティMC20イコナはマセラティ史上最もアイコニックなモデルのひとつであるMC12ストラダーレのカラーを踏襲している。このカラーリングは、2004年の先代モデルであるMC12ストラダーレと同じものであり、1959年から1961年にかけて生産されたマセラティ バードケージ タイプ61にインスパイアされたマセラティ トロフェオ ライトがデイトナ24時間レースに出走した際のスタイルへのオマージュでもある。

MC20イコナのビアンコ・アウダーチェ・マッテのホワイトとブルー・ストラダーレのカラーコンビネーションは、マセラティのパーソナライゼーションプログラムであるフォーリセリエによる仕上げとなる。またマセラティ・フォーリセリエのロゴは、カラーリングのサイド、リアホイール付近に配され、イタリア国旗はドア上のMC20の文字の下に配されている。

クロームメッキのホイールの中央には、トライデントのデザインが施され、ハブキャップはシルバーで、トライデントのロゴは対照的なブルーで描かれている。ブレーキキャリパーもブルーに塗装され、ミラーは自動防眩機能付き、エンジンカバーはカーボンファイバー製となる。

MC12 GT1のカラーコンビネーションを踏襲したMC20レッジェンダ

MC20レッジェンダの歴史はその名にも表れている。カラーはブラックのネロ・エッセンツァとデジタル・ミントマットで、ビタフォン レーシングチームの下で、スパ24時間レースで3勝と2回の準優勝という記録を打ち立てたMC12 GT1の独特のカラーコンビネーションを踏襲している。

MC20レッジェンダのフォーリセリエの特徴には、ネロ・ルシドのトライデントホイールにネロ・オパコとトライデント・デジタル・ミントのハブキャップ、グリル、ドア、Cピラーにはイエローのトライデントロゴ、そして最後にブラックにペイントされたブレーキキャリパーが含まれる。

レーシングインテリアなど特別な装備となる

2つのスペシャルシリーズのフォーリセリエパッケージは、レーシングインテリアが施される。軽量4ウェイモノコックレーシングシート(イコナはシルバー地にネロ/ブルー、レッジェンダはシルバー地にネロ)の中央部分には、モデルによって「Icona」または「Leggenda」の文字とともに、ヘッドレストにトライデントの刺繍が入る。

強力なネットゥーノエンジンのカバーには、「Icona. UNA DI 20」または「Leggenda. UNA DI 20」のバッジが付く。

2つのモデルのインテリアには、洗練されたソナス・ファベール・サウンドシステムも採用されている。その他、カーボンファイバー製インテリアパッケージ、電子制御リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(E-LSD)、サスペンション・リフター、ブラインド・ストップ・システム、リア・クロスパス・システム、フロントとトランクのマットなど、両バージョンに共通する装備が採用されている。

2004年、MC12ストラダーレはジョルジェット・ジウジアーロによって設計され、フェラーリ由来の12気筒エンジン(MCは「マセラティ・コルセ」を意味し、12はV12を指す)を搭載し、最高速度330km/h、0-100km/hまで3.8秒で加速する、マセラティがこれまでに生産した最速の市販車として今も名を馳せている。製造されたのはわずか50台だった。

その勝利の物語と、マセラティのスポーティな精神と卓越性を体現したクルマの物語は、MC20イコナとMC20レッジェンダに反映されている。

AMWノミカタ

ラグジュアリーブランドには必ず伝説的なストーリーがありそれが語り継がれてゆく。

MC12 GT1は2004年から2010年の間に、FIA GT選手権で27勝を挙げ、スパ24時間レースで3回の優勝を果たし、ビタフォンレーシングとして6回のチームチャンピオン、5回のドライバーズチャンピオン(そのうち2回はFIA GT1世界選手権) 、および2回のコンストラクターズチャンピオンを獲得している。今回の限定シリーズであるMC20イコナとMC20レッジェンダは、マセラティの輝かしいレースヒストリーを象徴的なカラーリングで現代に再び呼び起こし、そして未来へと語り継ぐモデルとなってゆくのであろう。

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