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いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: AMW

  • いすゞ ビークロス:「ワイルド&フレンドリー」をデザインテーマに掲げ、逞しさと親しみやすさを融合させた佇まいを実現
  • いすゞ ビークロス:ボディサイズは全長3890mm×全幅1785mm×全高1620mm
  • いすゞ ビークロス:ビークロスのはじまりは1993年の東京モーターショーに出品したコンセプトカーで、当時は名称がヴィークロスとされていた
  • いすゞ ビークロス:1997年3月に発表され4月から販売がスタートした
  • いすゞ ビークロス:販売台数は約1700台にとどまった
  • いすゞ ビークロス:足まわりにはダブルウィッシュボーンを採用する
  • いすゞ ビークロス:リアドア内にスペアタイヤが備わる
  • いすゞ ビークロス:バックカメラ連動型のモニターを標準装備する
  • いすゞ ビークロス:最高出力215psを発揮するV6 3Lエンジンを搭載する
  • いすゞ ビークロス:レカロのシートにモモのエアバッグ付きステアリングを採用する
  • いすゞ ビークロス:シフトオンザフライ・システムを採用することで、走行中でも2輪駆動と4輪駆動を自由に切り替えることが可能
  • いすゞ ビークロス:バックカメラ連動型のモニターを標準装備する
  • いすゞ ビークロス:乗車定員は4名
  • いすゞ ビークロス:専用アイテムのオーガニックトリムを組み込む
  • いすゞ ヴィークロス:1993年の東京モーターショーに出品した
  • いすゞ ビークロス:東京モーターショーで提案された「ボディ上下二分割」のアイデアが市販モデルにも再現された
  • いすゞ ビークロス:車名の由来は、Vehicle(乗り物)とVision(未来像)とCross(交差)を合わせた造語

カニエ・ウェスト改めYeがビークロスを選ぶ理由とは

世界を代表するラッパーとして国内外から支持を集め、生粋のクルマ好きとしても知られるカニエ・ウェスト改めYe(イェ)。数々のスーパーカーを乗り継いだ彼が、なんといすゞ「ビークロス」を乗っているとの噂が(2023年時点)。販売期間が短く2001年1月には生産を終了していることもあり、実物を見た経験どころか名前すら知らない人も多いかもしれません。Yeがビークロスを選ぶ理由は何なのか、スペックやコンセプトを検証しつつ、どんなクルマなのか振り返ります。

東京モーターショーに出品したコンセプトカーがはじまり

いすゞ「ビークロス」のはじまりは1993年の東京モーターショーに出品したコンセプトカーで、当時は名称がビークロスではなく「ヴィークロス」とされていた。近未来を思わせるフォルムや無塗装のボディ下部、そして3ドアという思い切りのよさに加え、コンセプトである「外の悪路を走破できる全天候型スポーツカー」を実現するため、足まわりは走りのよさで知られるいすゞJT191型「ジェミニ」のノウハウが存分に注ぎ込まれた。

来場者からの反響が大きく市販が決定し、1997年3月に発表され4月から販売がスタートした。心臓部には最高出力215psを発揮するV6 3Lエンジンを搭載し、いすゞ「ビッグホーン」で定評があった電子制御トルクスプリット4WDを組み合わせる。また、フロントのダンパーに市販車では異例といえる別タンク式ダンパー、レカロのシートにモモのエアバッグ付きステアリングを採用するなど、装備の面でもライバルたちに対し数多くのアドバンテージを有していた。

そんなビークロスは近年の世界的なトレンドであるSUVの先駆けというべき存在で、今もなお古さを感じさせないデザインで大きな話題を呼んだ。1997年11月になると、基本の5色に20色のボディ色を追加した「プレミアムカラープロデュース25」が設定され、1997~1998年の日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞およびグッドデザイン賞をダブルで獲得した。

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