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米国の熱狂的日産「パルサーGTI-R」ファンと遭遇! 3台所有するライアンさんは33年前の「パイクスピーク」で走った憧れの選手との再会でした

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

まもなく3台目のパルサーが到着予定!?

現在、そのライアンさんは、SNSで「United States Nissan Pulsar GTi-R Owners」というグループを立ち上げ、日々情報交換を行っている。そんなライアンさんの提案もあって今回、彼の自宅訪問が実現した。

実際に伺ってみると、自宅前(そしてバックヤード)にはスバル「BAJA」(バハ/レガシィランカスターをベースにしたピックアップトラック)、そして本人の腕には赤バッジの「H」のタトゥーがあり、初見ではパルサーGTI-Rには結びつかないイメージがあるが、ガレージや物置のあちらこちらから出てくるパーツの量は半端ない。本人もどこに何があるのか、怪しいところもあると話していた。今では入手困難な純正新品パーツやアフターパーツなどがわんさかあるイメージだ。本人もパーツ類は「3台分はある」というほど。

気になる車両は……というとバックヤードに建てられた簡易カーポートの中に1台。これはフルレストア中だという。現在は錆の発生した部分をすべて修復し、これから床に貼ってあるインシュレーターをはがし、ホワイトボディ状態にして塗装に持ち込む手前の状態だ。

もちろんこの1台だけではない。彼の父親が経営する牧場の一角に、もう1台。そして間もなく3台目のパルサーGTI-Rが彼のもとに届く予定だ。

なぜパルサーGTI-Rなのだろうか。ライアンさんはこう語ってくれた。

「パイクスピークで初めて見た1991年から欲しかったんだよ。GTI-Rは特殊なクルマで、ほかの人が興味を持つのと、僕の興味は違うところにあると思う。いま自分でレストアしているけれど、それは、僕の求めるレベルで信頼できるレストアをしてくれるショップが見つからないから。家族(親、妻、子ども)の理解が取れているかって? 僕の妻は僕がこのクルマにどれほどの愛情を注いでいるか知っているし、それを後押しもしてくれているよ」

パルサーGTI-Rでパイクスピーク参戦を目論む神子選手は次のようにコメントした。

「彼がここにいてくれるから、僕は参戦の際になにかあっても心配ない」

2025年のパイクスピークがいまから楽しみで仕方がない。

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