学生、指導者の双方にとって刺激となり未来への希望を繋ぐプログラム
ベントレーモーターズの人事担当取締役であるカレン・ランゲ博士は、次のようにコメントしている。
「エクストラオーディナリーウーマン プログラムは年々強化されています。このような才能ある若い学生たちと出会い、交流できたことは大変な栄誉でした。そして学生たちのエネルギーと能力を目の当たりにし、未来に大きな希望を感じています」
参加したドーハ科学技術大学の学生、ヌーラ・アル・ハジュリさんは
「この経験は、人生を変えるというほかありません。このプログラムを通して、私は、私の個人的な成長と専門的な成長に大きく影響する、かけがえのない知識とスキルを得ることができました。カタールと英国の両国で刺激的な指導者から学ぶ機会は、とくに充実したものでした。彼らの指導は、私の視野を広げ、批判的思考に挑戦させ、新たな自信をもって自分の夢を追求する力を与えてくれました。プログラムの最後にベントレー本社を訪問する機会もあり、本当に感激しました」
とコメントしている。
AMWノミカタ
UTokyo Open Course Ware の最近のレポートによれば、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、日本の大学入学者における女性比率は断トツの最下位に位置しているとのことである。自然科学、数学、統計学分野は27%(最高はスロバキアの65%)、工学、製造、建築は16%(最高はアイスランドの39%)という数字だ。要因はいろいろあるが、主には「◯◯には男性が向いている」などのジェンダーイメージの問題、そして男女平等意識が低い人ほどそのようなイメージを持っていることにあるという。
ベントレーは学生を受け入れる環境を整えるべく「ビヨンド100」戦略のもと社員のダイバーシティ&インクルージョンの意識強化に取り組む一方で、このようなエクスクルーシブなSTEM教育をする場を作ることで女子学生たちの製造業への関心を高めようとしている。非常に良い取り組みだと思う。現在のベントレーの女性従業員比率は19.9%であるが、女性の新規採用比率は29.5%とこの数字よりも高い。
このような一連の活動の効果が出ているのかも知れない。