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一桁ナンバーのダットサン「フェアレディ2000」に遭遇! 33年がかりで前オーナーを口説いて手に入れた2代目の個体のオリジナル度がハンパありませんでした

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • ダットサン フェアレディ2000:オリジナルペイント、オリジナルインテリアという驚きの1台
  • ダットサン フェアレディ2000:1969年式。この名称は初代ダットサンスポーツから継承されてきた
  • ダットサン フェアレディ2000:「多摩5」という古いナンバープレートを掲げる
  • ダットサン フェアレディ2000:当時のままのオリジナルなインテリアを残す希少な個体
  • ダットサン フェアレディ2000:丸型のメーター類が並ぶスポーティなダッシュボード
  • ダットサン フェアレディ2000:ドア内張りもブラックで設えられている
  • ダットサン フェアレディ2000:元は幌型車で、以前に乗っていた別の車両のハードトップを装着し、ハードトップの下には幌が畳んで格納されている
  • ダットサン フェアレディ2000:2LのU20型エンジンは絶好調なのだそう
  • ダットサン フェアレディ2000:SOLEXのツインキャブは、エアクリーナーを外しファンネル仕様にしている
  • ダットサン フェアレディ2000:車体番号プレートにはダットサンと記されている
  • ダットサン フェアレディ2000:レトロな丸目のテールランプ
  • ダットサン フェアレディ2000:もともと幌型車で、以前に乗っていた別の車両のハードトップを装着している
  • ダットサン フェアレディ2000:FairLady2000のエンブレム
  • ダットサン フェアレディ2000:ホイールはこのクルマを所有する前から持っていたというワタナベの当時モノの4本スポークを履く
  • ダットサン フェアレディ2000:ブラックで統一されたスポーティなインテリア。DATSUNのネーム入りフロアマットが印象的
  • ダットサン フェアレディ2000と、オーナーのYさん

「多摩5」という古いナンバーを掲げたオリジナルペイントのフェアレディ2000

日産「フェアレディZ」の源流となるモデルがダットサン「フェアレディ」です。奥多摩に多くのクラシックカーが集まったなかで、希少な1桁ナンバーを取り付けた「フェアレディ2000」を発見しました。オリジナルペイント、オリジナルインテリアという極上コンディションのこのクルマを入手した経緯をオーナーに聞いてみました。

長年の交渉の末に手に入れた珠玉のフェアレディ

毎月第3日曜日の早朝に東京の奥多摩湖に集まる旧車たち。そんな奥多摩の駐車場で出会った気になる1台にフォーカス。今回は古いナンバーが備わるダットサン「フェアレディ2000」を紹介しよう。

クラシックカーが幅広く集まった早朝の奥多摩駐車場には複数台のダットサン フェアレディが停まっていたが、そんな中でも眼を引いたのが、このハードトップを装着した個体。「多摩5」という古いナンバープレートを掲げ、オリジナルペイント、オリジナルインテリアという驚きの1台だ。オーナーのYさんにお話を伺ってみた。

「このクルマは前オーナーが所有している時から知っていて、その頃、自分は別のフェアレディ2000に乗っていたんですが、33年がかりで口説いて、今から5年ほど前にようやく譲ってもらったんです。もともと幌が備わるコンバーチブルなんですが、現在は前に乗っていた時に装着していたハードトップを載せています」

2Lツインキャブエンジンを搭載するフェアレディの最終進化形

ダットサン フェアレディは、1960年に登場する初代「ダットサンスポーツ」の1200ccエンジン搭載車に初めて使用された名称で、以降引き継がれて来た。2代目となって1500cc、1600ccと排気量をアップし、ついに1967年にダットサン フェアレディの完成形としてフェアレディ2000が登場する。Yさんが乗るのは、そんな最終進化形の1969年式フェアレディ2000だ。シリアルナンバーから1968年11月の製造であることが判明しているが、これはYさんの生まれ年とピッタリ。つまり同い年ということになる。

ちょうど1968年にハードトップモデルが登場するが、このクルマはもともと幌型車で、以前に乗っていた別の車両のハードトップを装着している。そのため、ハードトップの下には幌が畳んで格納されており、どちらも選べるようになっているそうだ。

当時モノのパーツを中心にドレスアップを楽しむ

足まわりは当時モノの純正オプションのサスペンションを組み込んであるそうで、若干車高が下がっているそう。さらにレース用のスタビライザーやKONI製ショックなどを装着。ホイールはこのクルマを所有する前から持っていたというワタナベの当時モノの4本スポークなど、時代考証に則ったチューニングやドレスアップを楽しんでいる。

ちなみに2LのU20型エンジンは絶好調だそうで、装着されているSOLEXのツインキャブは、エアクリーナーを外しファンネル仕様にしているが、純正装着のMIKUNI SOLEXであることを表すプラークが備わっている。また非常に珍しい鉄メッキのマニフォールドを装着しており、当時の雰囲気のままスポーティなドライブが可能だ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを一冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら

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