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マセラティのV6「ネットゥーノ」搭載3車種をイッキ乗り!「MC20」「グラントゥーリズモ」「グレカーレ」の走りの違いは?

マセラティのV6「ネットゥーノ」搭載3車種をイッキ乗り!「MC20」「グラントゥーリズモ」「グレカーレ」の走りの違いは?

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TEXT: 藤野太一(FUJINO Taichi)  PHOTO: Maserati Japan Ltd.

  • F1由来の技術であるプレチャンバー(副燃焼室)燃焼システムを採用。デュアル・インジェクションとツイン・イグニッションも特徴とされる
  • マセラティ グラントゥーリズモ:フロントミッドにエンジンを搭載
  • マセラティ MC20チェロ:0-100km/h加速は2.9秒、最高速度320km/hを誇る
  • グレカーレ(写真)とグラントゥーリズモでは一定の条件下で右側シリンダーバンクを休止させるシリンダーディアクティベーション機構が備わっている
  • マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ75thアニバーサリー:ブランド初のグランドツアラーとされる「A6 1500」のデビュー75周年を記念した限定モデル
  • マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ75thアニバーサリー:ラグジュアリーな仕立てが特徴
  • マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ75thアニバーサリー:レッドをアクセントカラーとした内外装。価格も標準仕様の2998万円に対し、限定モデルは3660万円(すべて消費税込)となる
  • マセラティ グラントゥーリズモ:2世代目となるグラントゥーリズモはBEVのフォルゴーレもラインアップする
  • マセラティ グレカーレ トロフェオ:減衰力調整機能がついたエアサスペンションを備える
  • マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ:インテリアはレザーとカーボンを用い、ラグジュアリーかつスポーティな仕立てに
  • マセラティ MC20チェロ:最高出力630ps、最大トルク730Nmを発揮し、潤滑システムはドライサンプ、後輪駆動で8速DCTが組み合わせられている
  • マセラティ グレカーレ トロフェオ:ミドルクラスSUV「グレカーレ」のトップグレードとなるトロフェオ
  • マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ:2023年にフルモデルチェンジを果たしたGTクーペでは、490ps版のモデナとこの550ps版のトロフェオを用意する

V6「ネットゥーノ」を搭載した3台にサーキットで試乗

マセラティのスーパースポーツカー「MC20」に初めて搭載された100%自社製のV6ツインターボエンジン「ネットゥーノ」。このスーパースポーツカーからSUVまでフレキシブルに対応するV6ユニットを搭載したMC20以外に「グラントゥーリズモ」と「グレカーレ」を交えてサーキットで試乗しました。

100%自社製のネットゥーノエンジンはバリエーションを拡大中

マセラティは2020年、スーパースポーツカー「MC20」のワールドプレミアで100%自社製の3L V6ツインターボエンジン「ネットゥーノ」を搭載すると発表した。ちなみにネットゥーノの名称はイタリア語で「ローマ神話の海神ネプチューン」を意味するものだ。

かつてマセラティといえば、フェラーリ製のV8エンジンを搭載していた時代があった。しかしそのV8エンジンの生産が終了するにあたり、新たに開発された高性能ユニットがネットゥーノというわけだ。現在、マセラティのラインアップにおいてネットゥーノはバリエーションを拡大しており、「グラントゥーリズモ」や「グレカーレ」にも搭載している。今回はそれらネットゥーノ搭載モデルに、袖ヶ浦フォレストレースウェイで一気乗りする機会が与えられた。

このパワーユニットは、バンク角90度のV6アーキテクチャーを基本としており、ツインプラグレイアウトを持つプレチャンバー燃焼システムを採用する。このテクノロジーは、F1のエンジンに由来するものという。

「MC20 チェロ」は後ろから蹴飛ばされるように加速

まずMC20に試乗する。試乗車はオープンボディの「チェロ」だった。同じネットゥーノといってもMC20のものは特別だ。パワーも最も高められており、最高出力630ps、最大トルク730Nmを発揮し、ドライサンプ潤滑システムを採用する。組み合わせるトランスミッションは8速DCTだ。

走り出してすぐに圧倒的なノーズの軽さを感じる。そして後ろから蹴飛ばされるように加速する。のちに車検証を確認すると前軸重720kgに対して、後軸重1030kgとなっており納得がいった。速度制限が設けられていたため最高出力を発揮する7500rpmまで回すことは出来なかったが、7000rpmあたりまで一気に吹け上がるし、シフトフィールも切れ味鋭く、エンジン音も最も勇ましいセッティングになっており、スポーツカーの雰囲気満載。

インテリアはレザーやアルカンターラ、カーボンなどが用いられており、GTカーの装いにも思えるが、その乗り味は限りなくレーシングカーに近い印象だ。

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