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彼女の初めての愛車はマツダ「RX-8」…父も「RX−7」乗りだったことを購入後に知り、偶然にも親子でロータリーエンジン乗りになりました

24歳の若きオーナーのファーストカーはRX-8

免許を取って初めて買った彼女の愛車はRX-8

現在、24歳の“りんか”さん。免許を取って最初に買ったクルマがマツダ「RX-8」ということで、驚かされました。初心者ドライバーでいきなり最初のクルマとしてスポーツカーを選ぶとは、なかなかの気合いの入りようです。なぜ彼女はRX-8を選んだのか?  そこにはクルマ好きならではの境遇が背景にありました。

すべては直感的な巡りあわせで驚くべき行動に!

“りんか”さんがマツダ「RX-8」を購入しようと思ったきっかけは、免許を取る前に友だちに連れて行ってもらった茂原サーキットでのドリフト大会で遭遇した出来事がきっかけだった。その日は、さまざまなドリフトマシンが走っていて、自分好みのクルマはどれかな? なんて探して見ると、多種多様なマシンの中に何台か、仕様の違うRX-8が走っていた。もちろん、クルマの事をよく知らない“りんか”さんはRX-8の存在すら知らなかったわけだが、不思議と「これカッコいい」と指さすマシンがすべてRX-8だった。

「装着していたエアロパーツもバラバラで、スタイルも大きく変わっていたにもかかわらず、自分好みのクルマとして自然とエイトに導かれました」

と“りんか”さんは当時を振り返って話してくれた。そして、RX-8について色々と調べてうちに、最初に乗るなら自分がカッコいいと直感的に感じたこのクルマしかないと思った。そこから、まだ免許もないのに中古車を探し出してしまう“りんか”さん。そうなると次の展開は察しが付く……なんと、免許取得前にクルマを購入し納車されてしまっていたのだ。

RE乗りの血は争えない? と思わせる偶然!

また、これも偶然なのか、クルマに無頓着だった“りんか”さんは、父親が乗っているクルマのことを知らなかった。ところが、あらためて父親の愛車を見ると、同じメーカーなのかな……と思わせるエンブレムが。そこで、父親に車種名を聞くとマツダFD3S型「RX-7」ということが判明。同じメーカーというだけでなく、同じロータリーエンジン搭載車で、その後継モデルとして最後のRXシリーズであるRX-8を彼女は購入していたのだ。この偶然の繋がりは、とてもうれしい気持ちになったという。

その後、無事に免許を取得した“りんか”さんは、RX-8を通勤に使いながら乗り回しはじめる。最初はフルノーマルの状態だったが、ドリフト会場で見たRX-8が様々なスタイルで走っていたことを覚えていた。そこで彼女は、自分好みにスタイリングを変えるべく、再びいろいろと調べて、少しずつ愛車を変化させるドレスアップにのめり込む。

信頼できるショップとともにさらなる進化を目指す

現在、“りんか”さんが手がけたRX-8の仕様は、フロントバンパーがLEG MOTOR SPORT製で、サイドステップがマツダスピード、リアバンパーはC-WEST製で、リアウイングはINGSのエアロを組み合わせて装着している。また、ボンネットはFRP製に交換しているが、同じロータリー乗りからのアドバイスもあって、カスタム界でもあまり見かけないクラッシュカーボンという独特の模様を演出するボンネットをDIYで製作しているのがポイント。もちろん、“りんか”さんだけでは作り出せないので、カスタムに詳しい友人に協力してもらって作ったそうだ。

また、サスペンションについては専用車高調キットは高価すぎるので、十分なダウン量によってスタイルもキマって格安入手可能なトヨタ「アルテッツァ」用ダウンサスを流用して装着。ホイールについては前後とも銘柄を変え、フロントがLOWENZAHNでリアがMAHDIを装着している。サイズは前後ともに18インチを履かせている。

愛車であるRX-8のカスタム、チューニング、メンテナンスをお願いしているお店は千葉県の「S2R/伊藤笑会」だ。仲間感覚で親しく付き合える気さくな代表の伊藤さんは、ロータリー業界で有名な人物で、その知識量もハンパない。“りんか”さんも安心して任せられるお店として、すべての面倒をみてもらっているという。

今後の予定について聞いてみると、今一番ハマっているクラッシュカーボン仕様にするべく、ドレスアップパーツを増やしていく予定だとか。さすがにボディ全体は無理なので、部分的にクラッシュカーボンを増やす加工を施したいと話してくれた。

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