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ボロボロの「S800」をホンダ学園の学生たちがレストア!「全日本ラリー三河湾」にも校長先生と一緒に出走しました

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)

  • ホンダ S800:在校生たちの先輩がボロボロの状態からレストアした
  • ホンダ S800:在校生たちが先輩から引き継ぎ、作業などを行ったという
  • ホンダ S800:ロールバーに加えてハードトップを装備する
  • ホンダ S800:アクティのダンパーを流用している
  • ホンダ S800:在校生がピストンリングの交換などの作業を行った
  • ホンダ S800:ウッド素材のステアリングを装着する
  • ホンダ S800:バケットシートを装着する
  • ホンダ S800:助手席側にはラリコンも装備されている
  • 学校法人ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関東の学生たちとホンダ S800
  • ホンダ S800:2023年は全日本ラリー選手権ラリー三河湾に出場した

イエローのエスハチで昭和世代のホンダ車たちが集まるミーティングに参加

親しみをこめて「エスハチ」と呼ばれるホンダ「S800」は、Sシリーズの第3弾として1966年1月から1970年5月の間に生産されました。イエローのエスハチで昭和世代のホンダ車たちが集まる「ホンダクラシックミーティング」に参加したホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関東の学生にお話を伺いました。

ボロボロの不動車がレストアで復活

埼玉県・朝霞市で2024年4月28日(日)に開催された「第3回ホンダクラシックミーティング in 朝霞の森」で展示されていた、イエローのホンダ「S800」。このエスハチは、ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関東の学生たちのもの。この日は有志でホンダ学園の学生たちが参加していたが、基本的なレストアは在校生ではなく先輩たちが作業を行っている。ボロボロの不動車だったエスハチはエンジンとボディを再生し、全日本ラリー選手権の新城ラリーを完走したという。

始動しないエンジンを降ろして修理、再生が行われた。サビサビだったボディはワイヤーカップブラシで塗装やサビを落とし、穴が開いている部分は鉄板で塞いで溶接。各部にわたってかなり学生たちの手が入っている。

先輩たちから引き継いだエスハチでラリーに出場

このミーティングに参加した在校生は現在ホンダ「N360」のレストア作業を行っているが、このエスハチは先輩から作業を引き継ぎ、全日本ラリー選手権ラリー三河湾にも出場した。

「自分たちの代では全日本ラリー三河湾に出場しました。サスペンションが全然駄目だったので、アクティのダンパーを流用して付けました。エンジンはオイル上がりが酷くて白煙がすごく出ちゃっていたので、ピストンリングを交換してます。クランクとコンロッドが圧入されて一体になっていて、ピストンリングを交換するにも下からひっくり返してクランクを持ち上げないといけなくて、大変でした」

学生がコ・ドライバーを務める

ちなみに2023年に開催された全日本ラリー選手権ラリー三河湾では校長先生がドライバーとなり、今回お話を伺った学生の佐藤君がコ・ドライバーとして出場。

「ラリーを出走することで問題点が出てきたので、改善していきたいです」

佐藤君はホンダのディーラーで洗車のバイトをしていた際に、ホンダ学園を教えてもらい入学を決意。当初は旧車とのかかわりがなかったそうだが、入学後に学んで知識を得て楽しんでいる。ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関東では、秋に「夢走祭」という学園際があり、そこで車両の展示を予定している。未来のホンダマンの実力を見に行ってみてはいかがだろうか。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを一冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら

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