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ブガッティ新型「トゥールビヨン」がモルスハイム本社でワールドプレミア! 選ばれし招待客の前に登場した歴代ブガッティの名車とは

ブガッティ新型「トゥールビヨン」がモルスハイム本社でワールドプレミア! 選ばれし招待客の前に登場した歴代ブガッティの名車とは

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TEXT: AMW  PHOTO: Bugatti Automobiles S.A.S.

ブガッティの従業員や家族も祝祭に参加

祭典では、新型トゥールビヨンのお披露目に先立ち、クリストフ・ピション会長が創業115年の歴史を振り返り、創業者エットーレ・ブガッティ、祭典に参加したロマーノ・アルティオーリ氏、ブランドを再スタートさせたフェルディナント・ピエヒ氏など、先見の明を持った人物に敬意を表した。

トゥールビヨンは、新しいシャシーとボディ構造を中心に設計され、新開発の8.3L V型16気筒ガソリン自然吸気エンジンと電動パワートレインを搭載している。この新型ハイパーカーは新時代の幕開けを告げ、爽快感と未来への希望を分かち合う瞬間となった。

トゥールビヨンの発表に続いてブガッティのデザインディレクターであるフランク・ハイル氏が壇上に上がり、製作の背後にある複雑な思考と画期的な革新性を情熱的に説明した。お披露目の後に参加者はステージに招かれ、クルマを間近で鑑賞し、ブガッティチームと議論を交わした。この光景はライブストリーミングされ、新たなアイコンの登場を印象付けた。

また、翌々日の6月22日の午前には200人を超えるゲストがトゥールビヨンを間近で体験するためのイベントが行われ、午後にはさらに1000人以上のゲストが参加するファミリーデイが開催された。このイベントにはブガッティのアトリエ周辺を散策する特別なコースが用意され、ブガッティの従業員やその家族たちは生産が開始された最初のブガッティ「ボライド」を試乗することができたほか、モルスハイムの敷地内に展示されているブガッティの最も象徴的な歴史的車両を紹介するヘリテージツアーにも参加した。

AMWノミカタ

このブガッティのレポートを見る限り、ブガッティがトゥールビヨンそのものをブランドの重要なモデルとして位置付けているのはもちろんだが、それ以上にこのイベントでこれまでのブランドの歩みや作品に敬意を示し、またブランドに関わってきた人々を大事にしていることが理解できる。

この祭典に参加したロマーノ・アルティオーリ氏は1980年代にブガッティの復活に力を注いだ人物で、自ら「ブガッティ アウトモビリ S.p.A.」を創業し、EB110を世に送り出したブランドにとって重要な人物である。フェルディナント・ピエヒ氏は残念ながらもうこの世にはいないが、フォルクスワーゲンの会長を務めた人物でもあり、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティを買収し危機的状況に陥っていたブランドを存続させた立役者である。

顧客とのツーリング、クラブメンバー、そして従業員の家族までもこの晴れの舞台で喜びを共有し、トゥールビヨン・ワールドプレミアのイベントを通して、すべての瞬間がブガッティの過去、現在、未来への頌歌と表現しているが、まさにこのような伝説的なイベントがブランドを形成していくのであろう。

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