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英国の自動車博物館ハシゴ旅! 空港でのトラブルを乗り越えて、ジム・クラークが乗った「BRM P83」を見ることができました

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

ボクスホールを訪ねてゲイドンへ

怒り心頭だったのですが、BA便に搭乗したところ最初に供されたウェルカムドリンク(って言っていいのか?)のぶどうジュースが美味くて、怒りはスッと収まってしまいました。もうひとつ嬉しかったことはロンドンに到着してレンタカーをピックアップしたら、契約通りというか、ボクスホール「コルサ」が用意されていたこと。スウェーデンで乗っていた左ハンドルのオペル「コルサ」よりも、やがて国内に導入されるであろう右ハンドルのオペル コルサをイメージするにはより相応しいはずで、試乗記はまた別の機会に。

そんなボクスホール「コルサ」をドライブして最初に向かったのはルートン。ロンドン郊外、ヒースロー空港から北に向かって約60km、クルマで1時間足らずの小さな町ですが、ここでこの日開催されるヒストリックカー・イベント、フェステイバル・オブ・トランスポート(Luton Festival of Transport)を取材するとともに、このイベントに合わせて一般公開されるというボクスホール・ヘリテージ・センター(Vauxhall Heritage Centre)も取材しようと考えたからです。

ただし現地で確認したところ同センターは、ゲイドンにある大英自動車博物館(The British Motor Museum)に移転した、とのこと。ルートンからゲイドンは約110km、クルマで走っても1時間半程度だから、これはもう行くしかない! とフェスティバルの取材もそこそこに、ボクスホール コルサはゲイドンに向かって出発しました。なおフェスティバル自体は手創りのクルマ関連イベントで、旧車の展示から旧車パーツのフリーマーケットまで少なくない出展が見られたものの、これだけを目的に渡英するほどの希少性(もしくは貴重性)を感じるものではありませんでした。

英国製のヒストリックカーにとっては、まさに「聖地」

ゲイドンにある大英自動車博物館は2016年にリニューアルオープンしています。もともとは1968年に誕生したブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(BLMC)が、統合された多くのブランドの歴史的車両コレクションを収蔵管理するために設立したレイランド歴史車両部門がベースとなっています。

その後、ブリティッシュ・モーター・インダストリー・ヘリテージ・トラスト(BMIHT)が設立され現在に至っています。つまり英国のメーカーがこぞってヒストリックカーを保管収蔵する基地、言い換えるなら英国製のヒストリックカーにとっては、まさに「聖地」なのです。

2016年のリニューアル直後に訪れていたのですが、この時にはまだボクスホールのヘリテージは移転されておらず、サンビーム「アルパイン」やオースチンの「A40」、トライアンフ「2000」などが展示されていた中2階のステージに、今回はお目当てのボクスホール・ヘリテージのクルマが展示されていました。ただし台数的には20台足らずで、少し寂しいところはありましたが、初対面のクルマも何台かあり、まずまず満足することができました。

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