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オイル交換時期論争に終止符!「こまめ」と「メーカー指定」、新車メンテナンスパック加入の場合に優先するのは…

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: AMW

  • 最近は、メーター内のインジケーターに交換の警告が出る
  • 最近のクルマのオイル交換は、1万2000kmから1万5000kmごとに伸びている
  • オイルがそれほど汚れていなければ、取扱説明書に書かれている距離で交換をする
  • オイルフィルターは、オイル交換に2回に1回だったのが最近は毎回交換に変わっているので注意したい
  • 自動車メーカーもシビアコンディションとしては半分のスパンで交換を推奨している

5000km/半年ごとは少々短すぎる

昔から連綿と続くのがオイル交換時期論争です。メーカー指定でいいという人もいれば、エンジン保護には早めがいいという人もいます。もちろん早めに交換するのは、大は小を兼ねる的な意味でベストですが、費用と資源の観点では考えものです。オイルも石油から作られるため、省資源問題と密接にかかわっています。

最近は1万2000km~1万5000kmごとに伸びている

旧車は別にして、2000年以降ぐらいのクルマであれば、オイル交換時期の純正指定は1万km/1年の早いほうというのが多い。最近は1万2000kmから1万5000kmごとに伸びてはいるが、いずれにしても結構長い。純正指定は最低限不具合が出ない指示で、その範囲内でオイルが原因でトラブルが発生すれば保証の対象になったりもする。ただ、あくまでも工業製品としての指示なので、気持ちのいい吹けなどは関係ない。

では、実際の交換はどうすればいいのかというと、エンジンの保護と気持ちのいい走りという点ではそれぞれ半分がオススメで、自動車メーカーもシビアコンディションとしては半分のスパンも指定している。

シビアコンディションというと大層な感じだが、ちょい乗りや渋滞、ノロノロ運転なども含まれるため、けっこうな数のクルマが該当する。また前提としてオイルの質、エンジンの素材や組付け精度の向上や、ブローバイの取り回しの変更などでロングライフ化は進んでいて、以前から言われているというか、昔の基準での5000km/半年ごとは少々短すぎると言っていいだろう。多分に商売も絡むのがオイル交換だけに、なおさらだ。

ただ、新車についてはオイル交換も含んだメンテナンスパック加入が進んでいるので、そうなるとメーカーやディーラーの指示に基づくしかないが……。また、ロングライフ化とバーターで基準が変わっているのがオイルフィルターで、こちらはオイル交換に2回に1回だったのが最近は毎回交換に変わっているので注意したい。

輸入車の場合は日本車の考え方とは違う

一方、輸入車はどうかというと、とくに欧州車はオイルに関して独自の規格があるように、日本車とは考え方や指定がかなり違っていて、簡単に言ってしまうと超ロングライフ化がかなり前から進んでいる。ただ最近は新車に関して言えば日本車と似たようなスパンとなっている。

ちなみに一時はもっと長くて、メルセデス・ベンツやBMWでは3万kmごとという事例もあって、話題になったりした。ただ、ドイツ車勢はオイルの量がそもそも多くて6L以上、ときには8Lや9Lだったりするので、日本車の3Lから4Lに換算するとそれほど長いとは言えない。

欧州車が日本車と大きく違うのはメーター内のインジケーターに交換の警告が出ることで、メンテナンスパックが日本車よりも早くから導入されていることもあって、指示に従うのが得策だろう。もちろん早めに交換はできて、警告も消すことは可能だ。ちなみにオイル規格の適合にはシビアで、保証期間内はとくに認証オイルを使用していないと、保証が効かないことがあるので悪しからず。けっこうシビアに調べられることもあるのでなおさら注意したほうがいいだろう

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