エアコンのパワーロスは年々低減してきているのでご安心を
また最近のクルマには圧縮能力を変えられる可変容量コンプレッサーが採用され、回転負荷を制御することにより、ロスを最小限に抑え、低燃費化も図られている。さらにコンプレッサーをモーターで駆動する電動コンプレッサーやエンジンとモーターで駆動するハイブリッドコンプレッサーも普及が始まっているので、エアコンのパワーロスは年々低減してきているので安心を。
下手に燃費を気にして、エアコンの使用を控えると、ガソリンの代わりに人間の体力が消耗し、注意力も低下。かえって高くつくことになるので、エアコンは適正に使うこと。
オートエアコンであれば25~27℃に設定しよう
とはいえ、より効率的にエアコンは使いたいので、エアコンの賢い使い方をおさらい。まず設定温度。オートエアコンであれば、外気温(車内温度)に関わらず、25~27℃に設定しよう。そうすれば自動的に最大風量、最大冷気、内気循環となり最短時間で、設定温度に近づけるよう働いてくれるので機械にお任せすること。
誤解している人も多いが、温度調節ダイヤルをむやみに動かすと、かえって設定温度への到達時間が長くなることもあるので要注意。また、吹き出し口はやや上向きに調整しておくのもコツのひとつ。冷たい空気は上から下に流れるので、効率がよくなる。
そのほか、エアコンのフィルターを年に1回交換したり、エバポレーターのクリーニングなどのメンテナンスも忘れずに。エアコンの添加剤なども評判がいいものがあるので、試してみる価値があるかもしれない。