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ドリ車のR32「スカイライン」を売却して家族用に三菱「デリカD:3」を購入! 日産「NV200」と同じボディなのにあえてOEM車を選んだ理由とは?

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 2015年式の三菱 デリカD:3とオーナーの長木賢太さん、ご家族の琴美さん、寅治くん、香恋ちゃん
  • 三菱 デリカD:3:日産 NV200は、ミニバンの「バネット」シリーズの5代目に当たる。それまでがキャブオーバータイプだったのに対して、ここでボンネットタイプへと変更し話題となった
  • 三菱 デリカD:3:ヘッドライト横のオレンジに光るサイドマーカーや形状が異なるバンパーがアメリカ仕様の証し
  • 三菱 デリカD:3:ホイールはワークのユーロラインを選択。大径ディッシュデザインとスポークの間から見えるピアスボルトが特徴。前後ともにサスペンションのセットアップにこだわり、見た目と乗り心地のバランスを追求している
  • 三菱 デリカD:3:外観はシンプルだが、ボンネットを開けるとアメリカンなステッカーでUS仕様を表現している
  • 三菱 デリカD:3:ステアリングはノーマルを維持している。さり気なくハンドル位置を2センチほど下部へ移動している
  • 三菱 デリカD:3:家族3世代が1台で移動するためには、5人乗りでは不足。この7人乗りが必須だった
  • 三菱 デリカD:3:適度なローダウンを施しているため、外観はオシャレなアメリカ仕様の日産 NV200の雰囲気に
  • 三菱 デリカD:3:サイドウインドウとボディのラインに凹凸が少なくデザインされており、ボンネット形状と合わせてこのデザインに魅了されるユーザーも多い
  • 三菱 デリカD:3:フロントバンパーとグリル、ヘッドライトを日産NV200のUS仕様へと変更。その結果、前方からはD:3だと気付く人はいない!?

形は同じだけどメーカーは違う!? 知ると面白いOEM車のあれこれ

たとえば、ダイハツ「ロッキー」とトヨタ「ライズ」や、スズキ「ハスラー」とマツダ「フレアクロスオーバー」のように、同じデザインに見えるけど装着しているメーカーのエンブレムも車名も違う。そのような車両はOEM(Original Equipment Manufacturing)車と呼ばれ、ある会社が開発製造した車両を、ほかの会社が自社ブランドの車両として販売しているものを指します。今回は、アメリカ仕様を楽しめる7人乗りの車両を探した結果、日産「NV200」ではなく、そのOEM車である三菱「デリカD:3」へと辿りついた長木賢太さんの物語です。

アメリカンなスタイルで、家族で乗るための7人乗りを探し求めた

2023年12月3日に福岡県遠賀郡芦屋町にある芦屋海浜公園で開催された「第8回ストリートインターナショナルin九州 2023」は、アメリカをイメージした車両が集まるイベントだ。そこで出会った長木賢太さん(42歳)の愛車は日産「NV200バネット」にUS純正バンパーを装着した車両と思いきや……その正体は、三菱「デリカD:3」! OEM車として販売されていたことを正直忘れてしまうようなレベルの超希少車だった。

「ドリフトからはじまったクルマ人生ですが、周りの友人はアメリカンなスタイルや、妻も含めてシャコタンなどのドレスアップカー乗りが多かったんです。そんな影響もあり、自分もUS仕様のドレスアップに興味を持ち、R32型スカイラインの4ドアでドリフトをしながら、日産Z12型キューブでUSスタイルも楽しんでいました。

しかし、家族が増えたため大人数で乗れる車両が必要となったんです。もともと、NV200が発売された当初から興味があったこともあり、これをファミリーカーにできないものかと考えはじめたのがこのクルマを選んだきっかけでした」

デリカD:3には望んでいたオプションが完備していた

たしかにNV200は、アメリカでも「NV200コンパクトカーゴ」として販売されているため、日本でUS仕様を楽しむことは十分に可能だ。しかも、ワゴンであれば7人乗り設定もある。しかし、車両を探していた当時の設定では、リアクーラーやリアの小窓などの有無などが日産ではオプション設定ということで、なかなか希望の個体に巡り合えなかった。

ところが見方を変えてデリカD:3を調べたところ、長木さんが望んでいたオプションが完備され、7人乗りのワゴンとして販売されていることを発見。それが、この個体を購入する大きな理由となったのだった。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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