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スズキ「スイフト」からトヨタ「GR86」に乗り換え! US仕様のフロントグリルでシャープなイメージに…次に狙うはUS仕様のテールレンズ!?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • トヨタ GR86:コダワリのアイテムであるUS仕様のフロントグリル。確かに純正よりもシャープな印象だ
  • トヨタ GR86:愛車でもっとも気に入っている部分は、リアから見たフェンダーとホイールのラインとか
  • トヨタ GR86:ホイールを履くためにフェンダーを叩き出すことはせず、ツメ折りだけなのもコダワリだ
  • トヨタ GR86:キャンバー調整式のピロアッパーマウントは、ホイールのセッティングに欠かせないパーツ
  • トヨタ GR86:旧型に比てべ排気量が大きくなったGR86。トルクフルで街乗りにも余裕を感じる
  • トヨタ GR86:バックランプのレンズはスモーク化。細かい部分ではあるがノーマルとの違いをPRできる
  • トヨタ GR86:US仕様かノーマル加工か悩んでいるテールレンズ。フロントに合わせるならUS仕様か?
  • トヨタ GR86:5本スポークならではのスポーティさと、ピアスボルトの高級感を併せ持つワークGT5-3P
  • トヨタ GR86:ミーティングには86/BRZの仲間と参加。GR86を購入したことで人の輪もさらに広がった
  • トヨタ GR86:2023年8月に納車されたGR86。次はテールかマフラーのカスタムを予定している

ギリギリのローダウンと、こだわりのホイールでオリジナリティを追求

フルノーマルからチューンドまで関係なく、オーナー同士が気軽に集える場を作りたいという思いで、2023年からスタートしたイベントが、2回目を迎えた宮城86/BRZミーティングです。初開催の昨年も50台となかなかの盛況ぶりでしたが、今年は150台もの新旧86/BRZが参加しました。そんな東北中心のオーナーのなかから、気になる1台を紹介します。

いち早くGR86を入手して、誰よりも速くカスタマイズ

以前は、ZC33系のスズキ「スイフト」に乗り、ライトチューンを楽しんでいた黒坂さん。しかし当時からFRのスポーツカーに対する憧れを持ち続け、とくに日産「180SX」のスタイルに惚れ込んでいたとのことだ。ところが乗り換えを決意したとき、仲のいい先輩たちが所有するトヨタ「86」を見て、発売されたばかりのGR86の新車を契約したという。

納車して真っ先に購入したアフターパーツはグレイスの車高調で、低いスタイルとフロント20kg/cm2&リア14kg/cm2の高めなレートにもかかわらず、嫌な突き上げがなく意外なほどマイルドな乗り心地が気に入っている。さらに先輩たちの愛車を参考にしつつリアの足まわりをフルアーム化し、フェンダーのツメ折り加工だけで9.5J×18、インセット13のWORK GT5-3Pをセットした。

トーコントロールアームにテンションロッド、さらにアッパーアームやロアアームまで装着し、ワイドなホイールを収めアライメントも調整した。当初は、インセット25で妥協しようと考えたこともあったのだが、理想のスタイルを実現し「苦労した甲斐がありました」と満足げだ。ちなみにリアのキャンバーは7~8度とかなり大きく、フェンダーを叩いて広げないのも譲れないコダワリだとか。

US仕様の純正フロントグリルを採用することでイメージチェンジ

そしてパッと見ただけでは気付きにくいものの、同じクルマと並べれば違いがよく分かるのが、US仕様に交換した純正フロントグリルだ。ナンバープレートのベース部分が国内モデルより小さく、またナンバープレートの傾斜も若干ながら大きいため、より鋭角的でシャープなイメージにチェンジするという。横長ハニカムを採用するデザインは変わらず、右上に配した「GR」のエンブレムも残しながら、スマートにノーマルとの差を主張できている。

次に計画しているのはリアまわりで、フロントに合わせてUS仕様のテールレンズか、純正を加工してさらなるオリジナリティを追い求めるか目下のところ考え中だ。合わせてサイドマーカーも光るタイプのUS仕様に交換か。さらにエキゾースト系はビーフリーのマフラーをベースに使い、友人が所有しているR35の純正テールを組み合わせるなど、エクステリアと同様にシンプルで通好みなカスタムを構想中だ。

手間をかけて愛着もあったスイフトを手放した寂しさはあれど、ノーマルでもはるかに低いアイポイントは感激モノであり、人気車だけにカスタムのパーツもメニューも豊富に揃っている。納車されてわずか9カ月でココまで仕上げたGR86、今後どのような進化を遂げるのか楽しみな1台だ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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